Record China 2014年9月10日(水) 23時27分
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8日、中国の評論家でコラムニストの黎明氏は、「“旭日旗Tシャツ”はぎ取り事件は、用意周到に計画されたものだ」と題した記事をブログサイトに掲載した。
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2014年9月8日、中国の評論家でコラムニストの黎明(リー・ミン)氏は、「“旭日旗Tシャツ”はぎ取り事件は、用意周到に計画されたものだ」と題した記事をブログサイトに掲載した。以下はその内容。
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中国山東省の景勝地、泰山で6日に行われた登山イベントで、旭日旗と「大日本帝国海軍」の文字が入ったTシャツを着た30歳前後の男が、突然「日本軍国主義」などと叫んだため、ほかの参加者らがTシャツを脱がせる騒ぎとなった。男性は「自分は日本で育った。日本ではこういう服を着ていた」「他の場所でも着たが何の問題もなかった」と流ちょうな中国語で話したという。この男に関する情報は少ないが、男がうそをついていることは断言できる。
小さい頃から日本で育ち、流ちょうな中国語を話せるなら、この男は日本通でもあり中国通でもあるはずだ。ならば中国人の民族感情を知らぬはずがない。中国で旭日旗が描かれた服を着たら、どんな反応があるかぐらいは考えなくても分かるはずだ。この男は明らかな意図をもって旭日旗Tシャツを着たのであり、ついうっかり着たものでは絶対にない。自分の行為が世間から注目され、ネットユーザーやメディアの強い関心を集めることを、この男はよく知っていたのだ。
旭日旗Tシャツ男の写真をいち早くネット上に投稿した「泰山撮影学校」は、この事件により一躍有名になった。だが、この学校には怪しい点が三つある。一つは投稿写真上の学校名が不自然な位置に大きく目立つ文字で記されていること。もう一つは「40数人の学生を手配して撮影した」とあること。突発的な事件にこれだけ多くの学生を素早く手配出来るものだろうか。さらに「群衆にはぎ取られて踏みにじられた」はずの男のTシャツがそれほどひどい状態ではなく、地面に広げられたTシャツの上には踏まれた跡が「これ見よがしに、ハッキリと」2カ所あるだけだ。
今回の事件がこの学校による「やらせ」だという確証はまだないが、一番得をしたのが「泰山撮影学校」であることだけは確かだ。(翻訳・編集/本郷)
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