新しいスタイルで家事代行サービス業界に進出する中国の若者

人民網日本語版    2024年8月30日(金) 20時40分

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中国でさまざまな分野の出張型サービスの需要が生まれている。

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猫用の食器を洗い、キャットフードを補充し、掃除する孫麗潔(スン・リージエ)さんの訪問型ペットシッターのサービスが最近、吉林省長春市で人気を集めている。その利用者は主に、ペットを飼っている若者だ。孫さんは、「ペットを飼っている人は、旅行に行く時、以前なら友たちやペットショップに預けることを選ぶことが多かった。でも、今の若者は訪問型ペットシッターに世話してもらうのを好む」と説明する。中国新聞網が伝えた。

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孫さんは訪問型ペットシッターを新型家事代行サービスの一部と考えており、料理サービスや整理収納サービス、メイクアップサービスなどと似たようなジャンルだとしている。そんな孫さんは、「従来の家事代行サービスと違って、新型家事代行サービスは、より充実していて、プロフェッショナルで、効率的なサービススタイル。各家庭の実際のニーズと特徴に合わせて、オーダーメイドでサービス内容を制定する」と説明する。

整理収納アドバイザーの譚佳鑫(タン・ジアシン)さん(22)は、「季節の変わり目や引っ越しシーズンが繁忙期で、予約が殺到する。これまでに2回利用してくれたクライアントもいる。1度目は引っ越しして、元通りに整理収納するサービスを利用してくれた。私たちは衣類を季節ごと、種類ごと、着用頻度ごとに分けて整理し、収納した。ずっとその状態を保つことができるよう、その家の家政婦にも教えてほしいと頼まれた」と話す。

クライアントの家で衣類の服を整理収納する吉林省長春市の譚さん

長春市の市民・張楠(ジャン・ナン)さんは最近、教師や栄養士の資格を持っているほか、心理学を学んだことがある家事代行サービススタッフを探したといい、その理由について、「私も家族も普段は仕事がとても忙しい。プロフェッショナルなスタッフに、子供の送り迎えや一緒に遊び、勉強を教えて、料理もしてほしいから」と説明する。

吉林農業大学・家政学院の呉瑩(ウー・イン)院長は、「若い世代の人は生活の質を追求しているほか、その消費理念や習慣も新しい。そのため、さまざまな分野の出張型サービスの需要が生まれている。また、家事代行サービス業界に進出する学歴の高い若者が増えている。彼らはインターネット技術やスマートデバイスを活用するのが得意で、業界のサービススタイルの変化が促進されている」と分析している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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