中国商務部の報道官は22日に行われた定例記者会見で、「中越の二国間貿易は近年になり急速に発展している。中国はベトナムにとっての最大の貿易相手であり、中越の貿易総額は3年連続で2000億ドル（約29兆円）を突破した」と述べました。

報道官によると、今年1～7月の中越の貿易総額は前年同期比20．9％増の1450億7万ドル（約21兆1000億円）でした。そして、中国はベトナム農産物の第1位の輸出先でもあり、ベトナム産のドリアンやドラゴンフルーツなどの果物は中国の消費者に人気があります。中国のベトナムからの農産物輸入は東南アジア諸国連合（ASEAN）からの農産物輸入総額の約5分の1を占めるとのことです。

投資協力の面から見ると、ベトナムは中国にとって重要な海外の投資先です。今年1月から7月まで、中国企業のベトナムへの直接投資額は18億4000万ドル（約2676億円）で、比較的速い成長を維持しました。中国企業が建設を手掛けたハノイのライトレール2号線は、現地住民の移動を便利にしました。また、中国企業は多くの太陽光発電と風力発電のプロジェクトに投資しています。この動きは、双方のグリーン経済協力のモデルの一つです。（提供/CRI）