中国自動車工業協会の最新統計によると、中国国内での7月の乗用車販売台数は159万5000台で、そのうち新エネルギー車の販売台数は全体の53．5％となる85万3000台を占め、新エネルギー車が初めて従来のガソリン車の販売台数を上回りました。

中国の新エネルギー車の年間販売台数は10年前の2014年には国内販売台数のわずか3．2％で7万5000台にも足りませんでした。中国自動車協会で長年データ統計、分析、予測に従事している専門家は、「2017年に発表された『自動車産業中長期発展計画』では、2025年までに中国の新エネルギー車の販売比率を20％とする目標が設定された。これはさまざまな要因を考慮した上での慎重な予測だったが、発表後、外部から長期間にわたる疑問が提起された」と振り返っています。

新エネルギー車の年間販売台数は2014年から2018年にかけては、それぞれ前年の3．2倍、3．4倍、53．0％増、53．3％増、61．7％増と増え続けました。2021年から2023年にかけては、352万1000台から688万7000台、さらには949万8000台へと増え、9年連続で世界第1位を維持しています。これは2014年と比べると126倍であり、世界市場シェアの60％を超えています。今年1～7カ月の累計販売台数は593万4000台に達しました。

新エネルギー乗用車の月間販売台数がガソリン車を上回ったことは、新エネルギー乗用車による従来のガソリン乗用車の代替が既に新たな段階に入ったことを示しています。中国の新エネルギー車産業は累計生産・販売台数が6月末時点で3000万台を超えたことに伴い、質の高い発展の道に沿って着実に前進しています。（提供/CRI）