Record Korea 2024年8月16日(金) 12時0分
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日本と同様にお隣の韓国でも今夏、酷暑に見舞われている。猛暑警報の基準である最高体感温度35度以上の猛暑日が、ここ10年間は以前の2倍以上になった。写真は韓国。
日本と同様にお隣の韓国でも今夏、酷暑に見舞われている。猛暑警報の基準である最高体感温度35度以上の猛暑日が、ここ10年間は以前の2倍以上になっていたことが調査で判明。国際環境団体は「猛暑や暴雨を含む極端な気候現象が次第に大型化している。被害はさらに」と警鐘を鳴らした。
ハンギョレ新聞によると、国際環境運動団体のグリーンピースは韓国気象庁の資料を基に国内25都市の夏(5~9月)の体感温度35度以上の猛暑日の数を調査。その結果、2014年から23年までのここ10年間で、これら25都市の猛暑日は平均5.11日で、その前の10年(2004~2013年)は半分にも満たない2.1日だったことが分かった。
それより前の1994~2003年は1.62日、1984~1993年は0.49日、1974~1983年は0.76日だった。猛暑日が気候変動の影響で近年急激に増えているのだ。
都市別に見ると、ここ10年間で猛暑日数が最も多かったのは慶尚北道亀尾で、全国平均の2倍を超える10.6日に上った。続いて光州が10.5日、大田が9.6日、大邱が8.3日。これらの都市は猛暑日数の増加幅も大きく、亀尾はその前の10年は2.3日、光州は3.5日、大田は2日、大邱は3.1日だった。
猛暑は持続時間が長期化するとともに、気温も高くなっていた。体感温度35度以上の猛暑が発生した際に、その気温が何日間続いたかを確認したところ、ここ10年は平均2.4日で、その前の10年の1.9日に比べ0.5日増えていた。最高気温33度以上の日を集計して平均気温を出すと、ここ10年は34.5度で、その前の10年より0.3度上昇し、猛暑がよりひどくなっていた。
グリーンピースの気候エネルギーキャンペーナーを務めるイ・ソンジュさんは「今回の調査結果は地球の気温が上がり続けているということをはっきり示している」と指摘。「気候危機の深刻化につれて猛暑や暴雨を含む極端な気候現象が次第に大型化している上、頻繁になり不確実性が高まっているため、被害はさらに大きくなるだろう」と話した。
一方、グリーンピースが調査した猛暑日は、気象庁のものとは基準が異なる。気象庁が定義する猛暑日は最高気温33度以上の日で、平年値(1991~2020年平均)は10.2日だ。
グリーンピースが今回の調査で基準とした最高体感温度35度は猛暑警報の発表基準で、猛暑警報は最高体感温度35度以上の日が2日以上続くと予想された際に発表される。気象庁は昨年5月から、気温と湿度を考慮した体感温度を基準として猛暑特報を発表している。湿度が高いと汗が引かないため体温が下がらず、それだけ人体に有害だ。湿度が10%上がれば体感温度も1度ほど上がるという。(編集/日向)
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2024/8/15
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