世界初の海上高温排ガス廃熱発電ユニットを納入―中国

CRI online    2024年8月14日(水) 22時30分

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中国海洋石油は13日、天津で世界初の5メガワット級海上高温排ガス廃熱発電ユニットを納入したことを明らかにしました。

中国海洋石油(CNOOC)は13日、天津で世界初の5メガワット級海上高温排ガス廃熱発電ユニットを納入したことを明らかにしました。これは海上油ガス田発電所での排ガス廃熱利用における重大な突破であり、「2030年までに二酸化炭素(CO2)排出量をピークアウトさせ、60年までにカーボンニュートラル(炭素中立)を実現する」という目標の下、海上油ガス田のグリーンで低炭素な開発を推進する上で重要な意義があります。

この廃熱発電ユニットは、発電所の運転中に発生する高温の排ガスを熱源として利用し、廃熱を直接、クリーンな電力に変換します。関係者によりますと、従来の排ガスの燃焼・排出と比較すると、このユニットを設置することで、発電所は廃熱利用の可能性を60~70%まで高めることができます。

国内外ではこれまでのところ、海上での高温廃熱の応用は成功例がありません。このユニットの納入は、海上油ガス田開発における重要な技術的空白を埋めるものです。推計によりますと、20年間の稼動で天然ガス消費量を約3億立方メートル節約し、CO2排出量を約80万トン削減することができます。これは750万本の植林に相当するもので、海上油ガス田における炭素排出削減とカーボンニュートラルの目標達成を力強く支えます。(提供/CRI

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