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夜中に目を開けると枕元にヒグマが立っていた!スリリングな脱出を果たした男性―中国

CRI online    2024年8月13日(火) 20時20分

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ヒグマが男性のベッドのそばに近づいていますが、男性はまだ眠っていました。

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中国のネットユーザーがSNSに投稿した動画が7日、中国でヒットしました。映像にはヒグマと男性が登場し、ヒグマは男性のベッドのそばに近づいていますが、男性はまだ眠っていました。そして、ふと目を覚ますと、目の前に巨大な獣が現れたことに気付き、仰天して急いで逃げ出し、しかも机の上に置いていた携帯電話を持って行くことも忘れなかった様子が捉えられています。

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男性は張さんという19歳の青年で、両親とチベット自治区ナクチュ市アムド県雁石坪鎮で飲食と宿泊を提供するホテルを営んでいます。張さんは、「8月5日、夜の当直をしていたので、午前3時すぎにホテルのフロントで熟睡していた。すると、1頭のヒグマがドアを開けてホテルに入ってきた。当時、ホテルのドアは閉まっていたが、鍵はかかっていなかった。ヒグマがガラスを割って入ってきたと思っていたが、監視カメラを確認してみると、爪でこっそりとドアを開けて入ってきて、あまり物音もしなかった」と話しました。

ヒグマはホテルの中に入った後、まず1階のダイニングエリアで20分以上過ごし、冷蔵庫を開け、冷蔵庫の横に置いていた米や小麦粉を食べました。また、監視カメラの映像には、ヒグマは2階の宿泊エリアにも上がりましたが、幸い部屋の入り口あたりを少し回っただけでまた1階に下りてきたことが映っています。ヒグマはフロントに来て食べ物を物色する際、そこで寝ていた張さんと出会ったのです。

動画では、張さんはヒグマに気付いた途端、びっくりして少し首を後ろに反らしていましたが、過度の驚きは見せず、ヒグマが頭を下げて飲み物の包装を引き裂いているタイミングに乗じて急いで逃げ、離れる際にカウンターで充電していた携帯電話を充電器から抜いたことも確認できます。


幸いなことに、張さんが立ち去ったことに気付いたヒグマはその後すぐにホテルを出たので、クマに攻撃された人はいませんでした。張さんは急いで両親を起こして、ドアに鍵をかけました。10分余りたった後、ヒグマはもう1頭の仲間を呼んでまた戻って来ましたが、鍵がかかっているので、ホテルに入ることができませんでした。そして翌日、張さんは家族と1階で食事をしていたところ、さらに1頭増えて3頭のヒグマがホテルの外に現れたのを見かけました。

雁石坪鎮は標高が4700メートルを超え、チベットと青海の境界付近に位置し、山々に囲まれています。以前にもこの町ではヒグマが出没したことがあるということです。専門家は、クマに出会ってしまったら、冷静さを保ち、静かに離れるのが正しいやり方であり、大声で騒いだり急に走って逃げたりするなど、クマを刺激する行動を絶対にしてはならないと注意を促しています。(提供/CRI

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