【CRI時評】三つの視点から見る中国の対外貿易が世界にもたらすもの

CRI online    2024年8月8日(木) 15時20分

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中国が7日に発表した今年1~7月の貿易「成績表」によると、商品貿易の輸出入総額は前年同期比6.2%増の24兆8300億元(約508兆6900億円)だった。資料写真。

中国が7日に発表した今年1~7月の貿易「成績表」によると、商品貿易の輸出入総額は前年同期比6.2%増の24兆8300億元(約508兆6900億円)だった。上半期の輸出入伸び率は四半期ごとに加速し、1~7月の対外貿易規模は、過去同期で最高を記録した。地政学的リスクが高く、グローバルサプライチェーンが干渉を受けている背景で、こうした実績は容易なことではない。

対外貿易は経済の重要なバロメーターだ。中国の対外貿易が安定して好調であることは、中国経済の粘り強さと活力を反映しているだけでなく、世界にも多くの利益をもたらしている。

最も顕著な利点は、中国という超大規模市場の機会だ。韓国聯合ニュースは先ごろ、半導体の輸出がけん引する中、7月の対中輸出が大幅な伸びを示し、中国が再び韓国の最大輸出国になったと伝えた。米国の金融・経済・ビジネス専門チャンネルCNBCは、中国の7月の輸入実績は「予想をはるかに上回った」と報じている。

同時に、中国は地域の特性に合わせた新たな質の生産力を発展させ、世界に新たな成長エネルギーをもたらしている。今夏、「メード・イン・チャイナ」はパリ五輪で異彩を放っている。1秒間に500回の動作を識別できるチップ内蔵のサッカーボール、色が変わる卓球台、柔道やレスリングで使用されるハイテク・エコマットなどは、中国企業が多くの革新的科学技術、完備された産業サプライチェーンの優位性、強力な製造能力を活用して、世界に高品質な製品とサービスを提供した結果だ。

長期的に見ると、中国の対外貿易はグローバルな産業チェーンとサプライチェーンの安定を維持する上で、積極的な役割を果たしている。中国共産党第18回全国代表大会以降、中国の対外貿易は年平均1兆6000億元(約33兆円)増加しており、これは中規模の国の年間輸出入総額に相当する規模で、速やかな回復が待たれる世界経済にとって極めて貴重だ。中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」は、今年年頭から7月までに1万本以上が運行され、グローバル産業チェーンとサプライチェーンを安定して保障する「鋼鉄のラクダキャラバン」となっている。

中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議(三中全会)は、対外貿易体制改革の深化に関する専門的な施策を創出した。すなわち、貿易政策と財政・税務・金融・産業政策の協調強化、通関・税務・外貨などの監督管理の革新の推進、新しい業態やモデルの発展に有利な制度環境の整備で、こうした取り組みは中国の対外貿易に強力な推進力を注入するだろう。また中国経済の持続した回復は、対外貿易に強力な支援と保障を提供する。国際通貨基金(IMF)など多くの国際機関は先ごろ、今年の中国の経済成長率見通しを5%以上に上方修正しており、中国が依然としてグローバル経済成長の重要なエンジンであることを明示している。(提供/CRI

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