日本の民衆が東京で集会とデモ行進、安倍政権の危険性を訴える―中国メディア

Record China    2014年9月5日(金) 19時23分

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4日、日本の民衆5500人余りが東京の日比谷野外音楽堂で、安倍内閣による集団的自衛権の行使容認に反対する集会を開いた。写真は中国報道。

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2014年9月5日、人民網によると、日本の民衆5500人余りが4日、東京の日比谷野外音楽堂で、安倍内閣による集団的自衛権の行使容認に反対する集会を開いた。

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法政大学の山口二郎教授は集会で「憲法を守ることの重要性を友人らに伝えて日本の世論を変えることが、安倍内閣と闘う最も重要な方法だ」と民衆に呼びかけた。作家の落合恵子さんは「安倍政権の行動は民主主義の破壊だ」と述べた。日本共産党の志位和夫委員長は「集団的自衛権の行使容認によって日本国民の命を守ることはできない。より多くの国民が集団的自衛権行使容認の本質を理解し、安倍政権に反対するようにして初めて、日本が戦争の深淵に陥ることを阻止できる」と呼びかけた。

集会後、参加者は日比谷公園を出発し、銀座の大通りを通って、東京駅までデモ行進した。デモ参加者は「全国の民衆は団結して、憲法と素晴らしい生活を破壊する安倍政権に反対しよう」との主催者側宣伝車の演説を聞きながら、「戦争反対」「集団的自衛権の行使容認反対」「憲法9条の破壊に反対」といったスローガンを度々叫んだ。

「安倍内閣が集団的自衛権の行使容認を閣議決定したことは非常に危険で、到底人々から支持されない。今回の活動は秋の臨時国会召集を前に行われた。安倍内閣の暴挙に反対する新たなスタートだ」と、集会に参加した弁護士の内田雅敏さんは人民日報の記者に語った。

東京在住の岡村さんは20数年前に中国に留学した。岡村さんは人民日報の記者に「憲法9条は日本の平和を保障する、最も重要なものなのに、安倍内閣は改正を試みている。安倍内閣は戦争への反省が足りないだけでなく、まるで日本を第2次大戦前まで逆戻りさせつつあり、日本は再び戦争を発動する危険に直面している」と大変怒った口調で語った。

神奈川県藤沢市在住の岡村さんは「九条の会」の他のメンバー10人と共に集会に駆けつけた。岡村さんは「私が小さいころ日本は侵略戦争を発動し、中国などアジア各国の人々に深刻な災禍をもたらした。戦争は余りにも恐ろしい。なのに現在の安倍政権の政策は人々に戦争の脅威を感じさせている」と語った。

山田さんは人民日報の記者に「各世論調査によると、6割以上の国民が集団的自衛権の行使容認に反対しているのに、安倍内閣は独断専行に走り、日本を戦争の深淵へと引き込み続けている。今日の集会、デモ行進には重大な意義がある。日本で最もにぎやかな銀座の大通りをデモ行進することで、安倍政権の危険性をより多くの人々に知らせることができる。私は安倍内閣は『右翼の友』内閣だとずっと思っている。今回安倍首相は『女性重用』の看板を掲げて内閣を改造したが、実際にはさらに多くの右翼政治屋を大臣にしており、大変懸念される」と語った。

元衆議院議員の服部良一氏は人民日報の記者に「安倍内閣は戦後秩序を破壊しつつある。中国が抗日戦争勝利69周年記念行事を開催することには大変重要な歴史的、現実的意義がある。安倍内閣が侵略の歴史を直視し、被害国の人々に真摯におわびすることを希望する」と述べた。

岡村さんは「現在の日本の政治状況に対する中韓両国の懸念は大変理解できる。安倍内閣は侵略の歴史を全く反省せず、侵略戦争の美化を試みているからだ。中国が盛大な記念行事を開催するのは当然のことで、大変有意義だ」と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)

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