人民網日本語版 2024年7月30日(火) 5時30分
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中国でこのほど閉幕した長春モーターショーで、中国の各大手ブランドの展示ホールが多くの人でにぎわった。
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中国でこのほど閉幕した第21回長春国際自動車博覧会(長春モーターショー)で、中国の各大手ブランドの展示ホールが多くの人でにぎわった。蔚来、理想、小鵬などの展示ブースではナビゲーションや温度調節などの操作をアシストする専用の掛け声があちこちから聞こえ、多くの消費者が足を止めて体験した。新華社が伝えた。
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今回のモーターショーはスマートコネクテッド新エネルギー製品および技術に焦点を当て、計124の自動車ブランドの1100台の車両を展示。うち新エネルギー車は307台で、来場者は延べ22万6000人だった。このほか、ロシア、韓国、パキスタンなど17カ国の100人以上の来賓がモーターショーを訪れ、商談を行った。
新たに発表された国産自動車のうち、半数が先進的なヒューマンマシンインタラクティブシステムを搭載し、より多くの消費者の間で人気となった。「360度全方向の音声認識はより正確」「ナビを投影可能で、下を向く必要はなくなった」「後部座席にも大型ディスプレーがあり、家族旅行に適している」との声が聞かれた。
中国の自動車業界ではここ数年、スマート化とオンライン化の変革が加速している。国産自動車メーカーはヒューマンマシンインタラクティブシステムの深い開発を自動運転以外のトランスフォーメーションの重点とし、先進的なヒューマンマシンインタラクティブシステムを搭載した新型モデルを次々と打ち出している。
モーターショーを訪れた業界関係者の祝暁龍氏は、「自動車メーカーとサプライヤーは研究開発を強化し、よりスマートで個性的なコックピットドメインコントローラーシステムを打ち出し、多様な需要を満たしている。紅旗や蔚来などのブランドの一部モデルは中央制御を助手席のスクリーンにまで広げている。理想や広汽などのブランドは後部座席移動式スクリーンを設置している。一部の車載システムはさらに感情交流能力を持ち、より情報化が進み人間化されている」と述べた。
これは長春モーターショーだけでなく、ここ数年各地で開催されたモーターショーからでも分かることだ。より成熟するヒューマンマシンインタラクティブ技術にけん引され、自動車は単なる移動手段ではなく徐々に「大型端末」になり、より多くの消費者の購入意欲を刺激している。
4月に開催された北京モーターショーで、車連天下が哪吒汽車、クアルコムと共同でキャビンドライビング・フュージョン・プラットフォームを発表した。その没入型図形・画像と超高画質情報エンタメ・ゲーム表示ディスプレーが注目された。6月の粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政区によって構成される都市圏)モーターショーでは、15.6インチ回転中空タブレットや携帯電話NFCキーなどのインタラクティブ機能を持つBYD「秦」シリーズも好評を博した。AITO授権ユーザーセンター体験顧問の李博氏は、「一部の新型モデルは店に入ったばかりで10台以上売れた。消費者は若者層が中心で、ヒューマンマシンデザインと移動の需要の適応度がますます上がっている」と述べた。
中国自動車工業協会が発表したデータによると、今年上半期の自動車販売台数は前年同期比6.1%増の1404万7000台。中国工業・情報化部の辛国斌(シン・グオビン)副部長は7月に開催された2024中国自動車フォーラムで、「20都市で自動車・道路・クラウド一体化試行事業が始まった。9社の企業がスマートコネクテッドカー生産参入と路上テスト走行を実施した。運転補助機能を持つ自動車の販売台数は全体の50%以上だ」と述べた。
取材を受けた業界専門家は、スマートコネクテッドカーは全面的な世代交代・発展の新段階に入っており、自動車業界の新たな質の生産力の発展の重要な事業になるとの見方を示した。業界関係者によると、スマート化技術の持続的な進歩に伴い、ヒューマンマシンインタラクティブシステムが未来の自動車の標準スペックになる上、5G技術の普及と人工知能の発展に伴い、同システムがよりスマートになり、人間化され、運転・乗車体験と車の安全性能をさらに高めるという。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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