ウー・アールシャン監督のこん身作、映画版「異人之下」が思わぬ苦戦?!

anomado    2024年7月29日(月) 21時30分

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中国のウー・アールシャン監督がメガホンを取る現代のアクション・ファンタジー映画「異人之下」が、26日に劇場公開してから思わぬ苦戦を強いられているもようだ。

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中国のウー・アールシャン(烏爾善)監督がメガホンを取る現代のアクション・ファンタジー映画「異人之下」が、26日に劇場公開してから思わぬ苦戦を強いられているもようだ。

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ウー・アールシャンと言えば、映画「封神第一部:朝歌風雲(Creation of The God:Kingdom of Storms)」を手掛け、25億元(約530億円)を超える興行収入を達成させた今注目の監督。同シリーズ第2部、第3部への期待が高まる中、「中国映画新ジャンル」と、監督意気込みの「異人之下」が公開され、ネットで話題を集めている。

作品は人気アニメ実写化したもので、特殊能力を持つ「異人」たちの冒険と成長を描いている。独特の世界観、個性的なキャラクター、目を見張るアクションシーンなどが魅力ポイントとなり、公開3日間で9000万元(約19億円)の興収を達成し、まずまずのスタートとなった。

しかし、時間と共に原作ファンが最重視する「還元度」や「欠陥」が次々指摘され、興収が伸び悩む窮地に陥っている。恒例の「還元度」をめぐる賛否両論について、監督は「コアな原作ファンと(アニメを知らない)一般観客の両方のニーズを考慮して内容を調整し3部作にした」と明かした上、「理解できない部分もあるかと思うが、先入観を持たず映画を鑑賞した上で判断いただきたい」と呼び掛けた。

問題は「欠陥」の部分だ。「異人たちの過去を今話題の人工知能(AI)技術で生成しているが、観客はAIに対しそこまで興味を持たないし、チープに見えた」「アクション・ファンタジー系なのにSMを思わせる映像が数々登場し、夏休みに映画館に集まる家族に向かない」「内容が薄く画面も安っぽくて、主人公らの奇抜な造形だけでは支えきれなかった」などのネガティブな意見が上がっている。


一連の流れからエンタメデータベース「猫眼専業版」はこのほど、「異人之下」の興収予測を当初の3億元(約63億円)から1億6000万元(約34億円)へと下方修正。興収と動員数両方で厳しい状況が続きそうだ。(翻訳・編集/RR)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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