中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）はスペインのバルセロナで現地時間27日、スペインのメディアグループであるメディアプロと協力覚書を締結しました。双方はメディア資源の共有、番組の制作、新技術の革新と応用などの分野での協力に合意しました。中国共産党中央宣伝部副部長を兼任するCMGの慎海雄台長とメディアプロのタチョ・ベネット最高経営責任者（CEO）が双方を代表して覚書に署名しました。

慎台長は、「メディアは文化交流の重要な懸け橋として、民心の通じ合いと相互理解に不可欠な役割を果たす。今回の協力を契機に、スポーツイベント、映画やドラマ制作、技術革新などの分野での交流を強化し、資源を共有し、互いの長所を取り入れ、両国のメディア業界の発展を共に推進し、中国とスペイン文化の相互理解の友好の橋を築くことを期待する」と述べました。

ベネットCEOは、「CMGと共に手を携え、革新的なコンテンツを作り出し、協力の形を豊かにし、両国のメディア交流の基盤を絶えず強化し、スペインと中国の国民の友好と文化交流の促進に貢献することを期待する」と述べました。

協力覚書によれば、双方は世界範囲で協力を展開し、これにはメディア設備や技術資源の共有、専門人材の交流、ニュース、ドラマ、ドキュメンタリー、特別番組の共同制作と配信、スポーツなどの産業協力の強化が含まれており、各自の強みを生かしてメディア市場を共同で拡大していくことを目指します。

1994年にスペインのバルセロナで設立したメディアプロ社は、欧州で最も影響力あるメディアグループの一つです。（提供/CRI）