ラオスの首都ビエンチャンで中国—ASEAN（東南アジア諸国連合）外相会合に臨んだ王毅外交部長は現地時間26日、双方の豊かな成果を紹介しました。王外交部長は次の4点を挙げました。

第1点は、経済と貿易のつながりが日増しに緊密になっていることです。中国は15年連続でASEAN最大の貿易相手の地位を維持し、ASEANは4年連続で中国最大の貿易相手でした。今年上半期（1－6月期）には、双方の貿易総額が前年同期比で10.5%増加しました。

第2点は、人の往来が急速に復活していることです。双方の直行航空便数はコロナ発生前の7割近くの週2300便以上にまで回復しました。

第3点は、相互接続と相互連結が着実に進んでいることです。中国・ラオス鉄道は旅客輸送も貨物運輸も好調で、インドネシアのジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道は人気路線になりました。中国・ラオス・タイ・マレーシアを結ぶ国際列車も正式運行を始めました。今年上半期の中国の西部からの陸海新通路の鉄道と海上の輸送量は前年同期比20.8%増で、各分野での生産と供給チェーンの深い融合が進展しています。

第4点は、新たなけん引力が絶えず出現していることです。風力発電、水力発電、太陽エネルギーなどのクリーンエネルギーに関する協力規模は拡大し続け、地域のエネルギー転換を有効に後押ししています。広東・香港・マカオグレーターベイエリアおよび海南自由貿易港とASEANの協力が成果を上げ、海南自由貿易港東南アジア投資センターも正式開業しました。（提供/CRI）