中国で「推し」ビジネスチャンス拡大!2次元が古い商業エリアを活性化―台湾メディア

Record China    2024年7月28日(日) 13時0分

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19日、台湾メディアの聯合新聞網が、中国で「推し」のビジネスチャンスが拡大し、2次元が古い商業エリアを活性化していると報じた。写真は【推しの子】。

2024年7月19日、台湾メディアの聯合新聞網が、中国で「推し」のビジネスチャンスが拡大し、2次元(アニメ漫画、ゲームなど)が古い商業エリアを活性化していると報じた。

記事によると、ここ数日、日本のアニメ「劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」の大ヒットに伴い、中国・浙江省杭州市にある商業施設・工連CCの3階のポップアップショップが「グッズ」を買い求める若者で賑わっているという。

中国メディアの中国新聞社によると、工連CCは杭州市の老舗の商業施設の一つで、現在は2次元のファンの集う場所となっている。記事は、自慢の「痛バッグ(特定のアニメ・漫画のキャラクターグッズを大量につけたバッグ)」を背負って休日に朝早くから地下鉄で1時間かけてやって来た大学生の宇さんが、「ポップアップショップが工連CCに設置されると知って、時間ができたらすぐに来ようと思っていましたが、数日遅れてしまったので、すでにいくつかの販売ボックスは空でした」と語ったことを伝えた。

聯合新聞網の記事は、「店内では、キャラクターのホログラムコレクションカードが1枚39元(約830円)、ハンカチが119元(約2540円)で販売されており、ポップアップショップがオープンして以来、価格が高いという声が上がっているが、それでも多くの人がレジに並んでいる」と説明。半年前からコスプレイヤーを始めた2000年代生まれの大学生・アスミさんが「杭州市のコスプレイヤーたちはよく工連CCに来てグッズショップをめぐります。現実の生活で仕事や学業が多くのストレスになりますが、グッズを買うことで好きなキャラクターがそばで応援してくれるように感じます」と述べたことを紹介した。

さらに、「工連CCにあるグッズショップのチェーン店・潮玩星球では『天官賜福』や『羅小黒戦記』などの中国アニメの関連商品を販売している」と言及し、自身も熱心なグッズファンだという店の責任者も「開業から1年以上経ちますが、ここでグッズショップの急成長を目の当たりにしました。今ではますます多くの若者がグッズを集め始め、観光客もこの場所を訪れるようになりました」と述べたことを紹介した。

そして、「グッズ収集が熱を帯びる中、23年に上海市に開業したアニメ専門の商業施設・百連ZX創趣場は、所在地である南京東路をまるで中国版の秋葉原のようにし、武漢市の商業施設・X118や南京市の南京水遊城も有名な2次元スポットとなった。中国の多くの都市ではグッズショップが商業施設や商業エリアを再定義し、新たな観光名所として注目されつつある」と伝えた。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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