ドイツ系EVが中国ブランドに「完勝」―独メディア

Record China    2024年7月24日(水) 14時0分

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独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツ系EVが中国ブランドに「完勝」したことが明らかになったと報じた。

2024年7月23日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツ国内で行われた世論調査で、ドイツ系の電気自動車(EV)が信頼性や魅力度で中国製EVに「完勝」したことが明らかになったと報じた。

記事は、コンサルティング会社ベアリング・ポイントとドイツ紙ハンデルスブラットがこのほど共同で発表した「電気自動車魅力度指数2024」の結果を紹介。調査ではドイツ国内の市民2000人以上を対象にヒアリングを行い、価格とともに航続距離や充電コスト、革新性、ブランドの品質、信頼性など多くの要素を総合した魅力度がランキング形式で示されたと伝えた。

そして、魅力度が高いEVブランドがフォルクスワーゲン、アウディ、メルセデス・ベンツ、テスラ、ポルシェ、ヒュンダイ、BMW、オペル、ルノー、上海汽車(SAIC MG)、BYD長城汽車の順になり、ドイツブランドがトップ3を占める一方で、中国ブランドは価格面での優位性とは裏腹に品質への信頼や技術革新など総合的な魅力が不足していることが浮き彫りになったと紹介している。

また、ドイツ市場で消費者が自国ブランドEVを好む理由について、主に品質とサービスに対する信頼性が高いことを指摘。調査に参加した62%がEV購入に当たり価格を重視する一方で、航続距離、電気代、ブランドの品質を重んじるとの回答もほぼ同水準に達したことを伝えた。そして、調査における品質と信頼性の項目ではメルセデス・ベンツやアウディ、BMWがいずれも70%以上と高い支持率を得た一方で、中国の3ブランドは40%前後と低い水準にとどまったことを伝えている。

記事は一方で、調査を実施したベアリング・ポイントの専門家が「現在のドイツ自動車メーカーの優位性は揺るぎないものではない」と警告したことを紹介。 中国ブランド車が数多く出展した2023年のミュンヘン国際モーターショーで無作為に行った消費者へのヒアリング調査では一定割合の人が「次の新車を購入する際もドイツの自動車メーカーを優先する」と答えた一方で、どこの国の車かを伏せた上でのインタビューでは中国製EVの受容度も決して低くなかったと伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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