Record China 2024年7月23日(火) 21時0分
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サッカー・中国代表の韋世豪がリーグ戦でのラフプレーをめぐり追加処分を科されたことに不満を表明し、物議を醸している。
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サッカー・中国代表の韋世豪(ウェイ・シーハオ)がリーグ戦でのラフプレーをめぐり追加処分を科されたことに不満を表明し、物議を醸している。
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中国スーパーリーグの成都蓉城に所属する韋世豪は、20日に行われた中国スーパーリーグ第24節の武漢三鎮との試合に途中出場したが、競り合いの中で相手選手を背後から蹴り上げ、レッドカードで退場処分となった。
23日、中国サッカー協会は韋世豪に対して4試合の出場停止と4万元(約86万円)の罰金を科す処分を発表した。これに対し、韋世豪はSNSである動画をシェアした。動画は山東泰山に所属するブラジル人選手のクリザンが相手選手を同じように背後から蹴り上げた時のもので、ほぼ同じプレーにもかかわらずクリザンには一切の追加処分がなかったことを批判する意図があるとみられる。
韋世豪のこの姿勢には中国で賛否両論が巻き起こっており、スポーツジャーナリストの李璇(リー・シュエン)氏は「韋世豪は中国サッカー協会の処分に疑問を抱いているようだが、これでは中国代表は彼を呼ぶことはないだろう」と苦言を呈した。
また、同じくスポーツジャーナリストの王敵(ワン・ディー)氏は2019年のウズベキスタン戦で韋世豪が危険なタックルで相手選手の足を折る重傷を負わせたにもかかわらずレッドカードが出されなかったことに言及し、「“ダブルスタンダード”を語りたいのなら、なぜ自分がカニばさみタックルを仕掛けてもレッドカードを出されなかったかをよく考えた方がいい」と皮肉った。
一方、スポーツジャーナリストの宋承良(ソン・チョンリアン)氏は問題のプレーには苦言を呈しつつ、「一方では、韋世豪が不服なのも納得だ。中国スーパーリーグは懲罰の尺度を統一する必要がある」と主張した。
中国のサッカーファンからは「処罰は公平であるべき」「クリザンにも同等のペナルティーを与えるべきだ」との声がある一方、「韋世豪は何度罰を受けても改めない。累犯者の罰が重くなるのは普通のこと。擁護の必要なし」「私も不服だ。彼が永久追放にならないことがね」など、危険なプレーを繰り返す韋世豪への厳しい声も出ている。
中国スポーツメディアの直播吧は「もう少し大人になれ!」と題する記事を掲載し、韋世豪の過去のラフプレーを列記。19年のウズベキスタン戦での危険なタックルでクラブから1カ月の出場禁止処分を受けたこと、23年のリーグ戦で主審に暴言を吐いて退場となった上、6試合出場停止と6万元(約130万円)の罰金処分を受けたこと、同年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のハノイFC戦では相手の顔面に膝蹴りを入れて退場になった後AFCから3試合の出場停止と1000ドル(約15万円)の罰金が科されたことなどを紹介した。
また、中国メディアの北京青年報は「韋世豪は(プレーについて)謝罪したが、何度も危険なプレーを繰り返すことについて真剣に反省し、総括しなければならない」と指摘。「彼はワールドカップ(W杯)アジア2次予選のタイ戦勝利の功労者であるが、こうした規律違反事件は彼の代表としてのキャリアに悪影響を与える可能性がある。(中国代表の)ブランコ・イバンコビッチ監督が、重大な違反により(代表の)合宿前に(クラブで)試合に出場できない選手を選出するかどうか、注目される」と報じている。
なお、W杯アジア3次予選グループCの中国代表は、9月5日に行われる初戦で日本代表と対戦する予定だ。(翻訳・編集/北田)
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