広西チワン族自治区南寧の若者にレトロな百貨店が人気―中国

CRI online    2024年7月22日(月) 20時50分

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広西チワン族自治区南寧市にあるキューピー百貨店に入りますと、レトロなおもちゃが目を引き、「ウルトラマン」「不二家」「キューピー人形」などのキャラクター人形がきちんと並んでいます。

中国南部の広西チワン族自治区南寧市にあるキューピー百貨店に入りますと、レトロなおもちゃが目を引き、「ウルトラマン」「不二家」「キューピー人形」などのキャラクター人形がきちんと並んでいます。「私たちが発売したオリジナルキャラクター『不機嫌な招き猫』のおもちゃは、コレクションに熱中する顧客を店に引き付けるだけでなく、日本でも販売されている」と店主の葛太陽さんはインタビューに応じ、こう語りました。

サブカルチャーの大衆化に連れ、「萌え」の特徴があるニッチでレトロな店舗や展覧会が今年の夏休みに人気を集め、「二次元」(アニメ漫画に伴う創作物を指すネットスラング)に熱中する若者が必ず訪れる場所となりました。

葛さんが経営するレトロな百貨店は「懐かしい雰囲気」で若者に人気があり、店に並んでいるおもちゃは葛さんが世界各地から探して買ってきた所蔵品で、形態も産地も異なります。若者は店をぶらぶらしているとよく知っているアニメキャラクターに出会い、古い時代のおもちゃから子供時代の記憶を呼び起こすことができます。葛さんによりますと、販売されている人形の多くは1点もので、数十年前からすでに生産を停止しており、リピート販売が難しいです。このため、ゲーマーから店主になった彼女は、経験を元にオリジナルキャラクターの「不機嫌シリーズ」招き猫のおもちゃを開発・発売し、東京に出展しました。かわいいキャラクターと鮮やかなペイントで国内外のおもちゃ愛好家を魅了したということです。

もう一人の女性・蒙慧霞さんは、広西で3軒のレトロショップを経営しています。店にはレトロなおもちゃやレトロなキャラクターのアクセサリーなどの古い品物や、今話題の「ちいかわ」など日本の漫画キャラクターの派生品を主に販売しています。蒙さんによりますと、店を訪ねるのは多くが青少年で、彼らは「二次元」とサブカルに熱中し、自分たちが好きなキャラクターを推奨しています。国内外でアニメキャラクターが次々と生まれるに連れ、派生商品も続々と発売され、どのようにして顧客の心理的な期待に合う商品を選ぶかは容易ではないということです。このため、蒙さんは夏休みにキティのアフタヌーンティーのテーマを設け、「萌え」要素を取り入れた撮影コーナーやプリクラの撮影体験などのサービスを提供し、消費者の好みを探り、よりよい体験を提供できるように努めています。(提供/CRI

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