劇場アニメ「ルックバック」台湾試写会に500人の学生殺到!急きょ追加上映決定―台湾メディア

Record China    2024年7月18日(木) 9時0分

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16日、台湾の地上波テレビ放送局・華視によると、台湾で行われた劇場版アニメ「ルックバック」の試写会に学生が殺到したことで、急きょ追加上映が決定した。写真はルックバック。

2024年7月16日、台湾の地上波テレビ放送局・華視によると、台湾で行われた劇場版アニメルックバック」の試写会に学生が殺到したことで、急きょ追加上映が決定した。

記事は、「来月1日に台湾で公開される日本の大人気アニメ映画『ルックバック』が、日本での上映3週目に突入したが、その驚異的な興行収入はまだ衰えを見せない。公開初日から3日間で約2億2700円の興行収入を記録し、10日間で約6億900万円を突破した。公開当時の上映館数がわずか119館であったにもかかわらず、この成績は間違いなく社会現象的なヒット作と言えるだろう」と述べた。

その上で、「同作は興行収入だけでなく、レビュー面においても好評だ。日本最大級の映画レビューサイト・Filmarksが今月11日に発表した『2024年上半期映画満足度TOP10』において、本作は1万3477件のレビューと4.42という高評価で見事1位を獲得した。また、主人公・藤野の声を担当した女優の河合優実も、日本の総合トレンドメディア・ORICON NEWSが先月28日に発表した『2024年上半期人気俳優ランキング』で1位に輝き、二重の喜びとなった」と伝えた。

また、「特筆すべきは、今月16日に台湾・台北の美麗華シネマで行われたメディア試写会および学生向けの試写会だ。劇場内は満席で観客は感動の涙を流し、鼻をすする音があちこちから聞こえた。そして映画終了後には、観客から熱烈な拍手が贈られた。特に学生向けの試写会では、上映前の早朝から多くの学生が劇場に並び、この話題作を一足先に見ようと詰めかけた。イベントの時間が近づくにつれ、行列は8階から6階までびっしりと埋め尽くされ、330人の定員に対し、最終的には500人以上の学生が来場。映画会社は急きょ追加上映を決定した。このことからも『ルックバック』の驚異的な人気がうかがえる」と言及した。

記事は同作について、「『チェンソーマン』でも知られる鬼才漫画家・藤本タツキ氏の同名短編漫画を原作としている。彼の巧みな表現で、たった143ページの短編漫画ながら、細やかで余韻の残るストーリーが多くの読者を感動させた。今回の映画化によって、観客は藤本氏の漫画に見られる独特の映画的なカットを堪能することもできる」と評した。

その上で、「実際、原作のある作品の映画化は多くの困難を伴う。特に原作者の承認を得るのは容易ではない。しかし、自身の作品に強いこだわりを持つ藤本氏は、今回の映画化について大いに称賛している」とし、藤本氏が「キャラクターに命が吹き込まれるみたいな表現がありますが、本当にその通り、藤野と京本が生きている世界をカメラで見ている感覚でした」「それくらい作画や声優さんの芝居が自然で、素晴らしいものでした。自分の作品に対してここまで真摯(しんし)に作ってもらえる事が人生でもうないのではないかと思い泣いてしまいました。一つ一つ拾って褒めることができないくらい、58分の中に多くの驚きと発見があります」と感想を述べ、最後に「たくさんの方が関わり本当に素晴らしい作品になったので、全員に感謝したいです。 ありがとうございました!」と謝意を表したことを紹介。「原作者の藤本氏からのお墨付きもある『ルックバック』は、今年必見の映画と言えるだろう」と期待を寄せた。

そして、「この藤本氏による短編漫画の名作『ルックバック』がファンの期待を一心に受け、ついに大スクリーンに登場する。8月1日、台湾での盛大な公開を楽しみにしていてほしい」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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