新疆ウイグル自治区で漢民族と少数民族の結婚に奨励金、有効なテロ対策となるか―英紙

Record China    2014年9月5日(金) 0時50分

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1日、新疆ウイグル自治区チャルチャン県はこのほど、漢民族と少数民族が結婚した場合に、年1万元(約17万円)の奨励金を支給する政策を打ち出した。写真はウイグル族の舞踊。

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2014年9月1日、英紙フィナンシャル・タイムズによると、新疆ウイグル自治区バインゴリン・モンゴル自治州のチャルチャン県はこのほど、漢民族と少数民族が結婚した場合、年1万元(約17万円)の奨励金を支給する政策を打ち出した。3日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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少数民族のなかには、ウイグル族、モンゴル族などが含まれる。奨励金の1万元は、同自治区で暮らす農民1人当たりの平均年収7400元(約12万6000円)の135%に相当する額だ。このほかに医療や教育、住居の面で優遇される。

新疆ウイグル自治区では、ウイグル族によるとみられるテロ事件が多発しており、チャルチャン県の広報担当者は「同県に多く住む少数民族が漢民族と結婚することで、民族間の団結が強化されるはずだ」と期待を示している。結婚による民族同化で漢民族に対する不満が解消されることを狙った施策であり、同様の奨励はチベット自治区でもすでに実施されている。(翻訳・編集/本郷)

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