劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」、全盛期の香港映画のように魅力的だった―香港メディア

Record China    2024年7月13日(土) 13時0分

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11日、香港メディア・香港01は、劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」を鑑賞した記者の感想を紹介する記事を掲載した。写真は名探偵コナン 100万ドルの五稜星。

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2024年7月11日、香港メディア・香港01は、劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」を鑑賞した記者の感想を紹介する記事を掲載した。(本記事はネタバレを含みます)

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記者はまず、「香港で行われる『連載30周年記念 名探偵コナン展』の取材のため、テレビアニメシリーズを数十話しか見たことがない私が資料を集めるうちにシリーズに興味を持ち、日本で興行収入153億円を突破した新作劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』を見に行った。これは私が初めて映画館で見る『名探偵コナン』の映画だったが、ミステリー、アクション、ロマンティックコメディーのバランスが絶妙で、新しいファンでも楽しめるとても素晴らしい作品だった」と評した。

その上で、「物語は、主人公・江戸川コナンの宿敵である怪盗キッドが特別な価値を持つ日本刀2本を盗むと予告するところから始まり、コナンと西の高校生探偵・服部平次(はっとりへいじ)による北海道の函館までの追跡で、事件が幕末の豪傑・土方歳三が一夜だけ使ったという謎の日本刀『星稜刀』と関係があることを突き止める。さらに事件は第2次世界大戦の宝物の行方をめぐる凶悪な敵との争奪戦へと発展。『名探偵コナン』ならではの殺人事件の推理要素も欠かさなかった」と紹介した。

そして、「作中には多くのアクションシーンがあり、90年代のジャッキー・チェンのコメディーアクション映画をほうふつとさせる部分もあった。面白いことに、上映後に隣の女性ファンが『今回の劇場版はいつものコナンとは少し違う」と話していた。どうやら今作のテーマが日本刀に関連しているため、過去の作品よりもアクション要素が多くなっているようだ」と言及した。

さらに、「作中のカーチェイスシーンもとても気に入っている。特に小さなコナンと服部がバイクに乗って戦いながら追跡するシーンは、本当に全盛期の香港のコメディーアクション映画のようだった。(今の香港映画はシリアスな内容ばかりで見る側に大きなプレッシャーを感じさせるので、以前のような軽快で楽しいアクションコメディーが恋しい)また、服部と幼なじみの遠山和葉(とおやまかずは)のラブストーリーも甘酸っぱかった。2人の関西弁がとてもかわいらしく、私はこの2人のキャラクターを全く知らなかったが、自然に物語に引き込まれた。最後に2人が100万ドルの夜景を見ながら愛を告白するシーンは、感動的でありながら笑いも誘うものだった」とした。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星

また、「同作品のプロモーションでは、今作の重要キャラクター・怪盗キッドの正体が明らかになると強調されていた。作中には、彼が2人の少年探偵との敵対しつつも協力する場面があり、戦闘や救助シーンがとても見事だった。また、変装が得意な怪盗キッドがどのキャラクターに変装しているのかも注意深く見てほしい。そしてエンドロールの後では、なぜ怪盗キッドがコナンが子どもになる前の工藤新一とそっくりなのかが明らかになる」と明かした。

同記者は、「私は一般的なスクリーンサイズの2D版を鑑賞したが、香港では特別な上映方法も取り入れられており、今月10日にはIMAX版が先行上映、その後18日には2D、4DX/MX4D版が順次上映される。日本のネットユーザーの評価によると、この4DX版はまるでユニバーサル・スタジオ・ジャパンで『名探偵コナン』の4D映画を見ているかのような素晴らしさで、空中飛行シーンの風や剣を交えるシーンでは座席が動き、さまざまなフラッシュ効果や特殊効果で非常に優れた一体感を体験できるという。暴力的な振動シーンは予想より少なく、座席の動きも過度でないため、ストーリーの鑑賞を妨げない。そのため、私もまた見に行きたくなった」と述べた。

その上で、「同作品はアクション要素が豊富で、多くの奇想天外で奇抜なアイデアが取り入れられている。謎解きやストーリーは複雑であるもののきちんと整理されていて、事件の真犯人を予測するのが難しく、いくつもの驚きの展開があり、とても興奮した」と評した。

そして、「同作品のキャラクターをよく知らなくても、事前にインターネット上でキャラクター紹介を読んでおけば十分に楽しめる。キャラクターの数が多く、サイドストーリーも多いため、中盤は展開が詰まりすぎて一時的に退屈に感じるかもしれないが、後半からは徐々に盛り上がり、最後の結末も期待を裏切らない。普段から映画のストーリーの合理性に厳しい香港の観客も楽しい気持ちで映画を見に行けば、この『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』に対する評価もきっともっと高くなるだろう」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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