人民網日本語版 2024年7月7日(日) 14時0分
拡大
暑さが厳しい今年の夏、中国で「カップ氷」が人気商品となっている。
オレンジジュースとコーヒーをカップ氷に入れればアイスオレンジコーヒーができ、グレープジュースと炭酸水をカップ氷に入れればさわやかな気分になれる炭酸グレープジュースを作ることができる。そんな便利な「カップ氷」が暑さが厳しい今年の夏、アイスクリームやペットボトル飲料、ミルクティーと共に人気商品となっている。
生鮮スーパー「盒馬鮮生」だけでなく、ローソンやtoday、セブンイレブンなどのコンビニで、農夫山泉などのメーカーのカップ氷が3.5~9.9元(約80~220円)で販売されている。市場で販売されているカップ氷には大きく分けて2タイプある。水だけを使って作られた氷が入っているタイプと、コーヒー味やフルーツ味の氷が入っているタイプだ。味付きの氷が入っているカップ氷の方がやや値段が高くなっている。
カップ氷の値段は3元ほどと、ペットボトル飲料とそれほど変わらないため、ドリンクの材料と組み合わせて購入すると、そのトータルの値段はコーヒーやミルクティーとさほど差が無くなる。それでも「カップ氷派」の人は3元でひんやり爽やかなドリンクを作ることができるだけでなく、「SNS映え」する写真が撮れると考えている。
ソーシャルコマースプラットフォームの小紅書で「カップ氷」を検索すると、「カップ氷で好きなドリンクを作る」「カップ氷DIY」「カップ氷でカクテル」といった書き込みがヒットし、その数は4万件以上となっていた。
業界関係者によると、「カップ氷」購入者の主力軍は若者で、それが大ヒット商品となっているのは、主に若者のライフスタイルの変化に伴い、必要となる商品も変化しているからだという。以前なら、中国では夏でも温かいドリンクもしくは常温のドリンクを飲む人が多かった。しかし、若者のエネルギーの摂取のスタイルや体質が変化し、今では氷が入った冷たいドリンクが人気になっている。その影響で人気の商品もカップ氷へと変化しているのだ。また、カップ氷はコーヒーや各種ドリンク、お酒などと好みで組み合わせることができ、自作の冷たいドリンクを飲んで、暑い夏を涼しく過ごしたいという若者のニーズにもマッチしている。また、有名ブランドが関連商品を打ち出し、トレンドをリードし、さらにソーシャルメディアが追い風となって、関連商品がオシャレなドリンクとして人気になり、より多くの若者がそれを購入するようになっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
この記事のコメントを見る
Record China
2024/6/19
2024/5/2
2023/10/17
Record Korea
2023/7/31
2023/7/2
2023/7/1
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る