中国で珍しいペットの飼育がブーム

CRI online    2024年6月25日(火) 12時20分

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中国ではヘビ、トカゲ、フクロモモンガ、モルモットなどの珍しいペットがにわかなブームを巻き起こしています。

近年、中国ではヘビ、トカゲ、フクロモモンガ、モルモットなどの珍しいペットがにわかなブームを巻き起こしています。「2021年中国ペット業界白書」によると、爬虫(はちゅう)類やげっ歯類のペットを飼う人は、中国でペットを飼う人のうち10%以上を占めています。また、「2022年中国ペット消費報告」によると、珍しいペットを飼う人は主に1995年以降生まれの20代が中心で、全体の33.7%を占めているということです。

中国東北部の吉林省長春市に住む林西さんはフクロモモンガの繁殖と飼育に従事しています。顧客に見せるために、林さんのポケットの中にはいつも何匹か入っています。林さんは、「フクロモモンガは体型が小さくて、人懐っこくて、どこへ行くにも連れて行くことができ、値段は高めだが人気が高い」と紹介しています。

このようなマイナーなペットの需要拡大に伴って、マイナーなペットに対応できる獣医師も必要とされています。青島農業大学を卒業した周浚琦さんは、獣医師免許を取得した後、長年ペットのお医者さんとして働いています。3年前、けがをしたハムスターを慌てて連れて来た人がいました。「あのハムスターは5元(約100円)で道端で買ったのだが、治療するために数百元を惜しまなかった。犬や猫だけがペットになるのではなく、ちょっとマイナーなペットでも同じようにかわいがられるんだ」と周さんは感慨深げに話しました。こうして、周さんはマイナーなペットのお医者さんとして働くようになりました。周さんによると、珍しいペットを連れて診察に来る人は多くが繊細な若い女性です。ある日、インコを診察に連れて来た若い女性は、焦って涙を流し、朝8時ごろから夜中まで何日も付き添っていたということです。

これまで3年以上マイナーなペットに対応してきた周さんは、「マイナーなペットの医師は動物に対応するように見えても、実際は人との付き合いだ」と話しています。ペットの病状はほとんど明らかではなく、その日々の暮らしに対する飼い主の観察は往々にして重要な役割を果たしています。また、飼い主が医師と信頼関係を築けるかどうかも、ペットの病気を治療するための重要な要素の一つとなっています。(提供/CRI

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