中国のおばちゃん軍団が静かな街を“破壊”する、逆上したマンション住民が糞便投げつける―独紙

Record China    2014年9月3日(水) 3時40分

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1日、独紙はこのほど、記事「音楽が鳴り響いた」を掲載した。長沙や武漢では逆上した住民がマンションから“広場舞”を踊る女性たちに糞便を投げつけるという事件があった。写真は山西臨汾市での広場舞。

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2014年9月1日、環球時報によると、独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング(FAZ)はこのほど、「音楽が鳴り響いた」と題した記事を掲載した。

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今や世界的な知名度を勝ち得た中国の「広場舞」をご存知だろうか。公園やマンションの敷地、ショッピングセンターの敷地スペースに中高年女性が集まり、さまざまな踊りを楽しんでいる。約20年前からブームが広がり、今や中国で1億人が参加しているとの推計もある。

中高年女性が体を動かし友達を作る場となっている「広場舞」、悪いことではないようにも思えるが、問題はBGM。ラジカセから流れる爆音は静かな環境という住民の権利を奪う脅威として中産階層を困らせている。最近では「広場舞」絡みの事件も相次いでいる。長沙武漢では逆上した住民がマンションから「広場舞」を踊る女性たちに糞便を投げつけるという事件があった。成都では水鉄砲で狙撃する事件が起きた。

ネットでは「広場舞」に批判的な意見が多数を占めている。一般市民が運動を楽しむような公共空間が足りないとの指摘はほとんど見られない。公共空間は政治権力が占有するという政府の考えと、静かな生活が欲しいという中産階層の願いは一致しているようだ。

貴州省貴陽市では他人様に迷惑をかけないようにと、ワイヤレスイヤホンで音楽を聞いて踊る「広場舞」も登場した。無音の中で踊り続ける中高年女性。この奇妙な絵面が公共空間のあり方と静かな生活が欲しいとの要求の妥協点なのだろうか。(翻訳・編集/KT)

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