人民網日本語版 2024年6月18日(火) 7時30分
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中国が通信距離2万km超のロボット遠隔手術に初めて成功した。
解放軍総病院が13日に明らかにしたところによると、中国科学院院士で、解放軍総病院第三医学センター泌尿器外科医学部主任の張旭教授は、チームを率いイタリアのローマで欧州腹腔鏡・ロボット支援手術チャレンジコンテストの出場期間中、中国の国産遠隔手術ロボットによって初のユーラシア大陸を跨ぐ「世界最長距離」の前立腺がん遠隔根治手術に成功した。これは中国の遠隔手術研究分野がすでに世界のトップレベルに達したことを示している。科技日報が伝えた。
これは超長距離の、全過程操作の遠隔ロボット手術だった。今回の手術はローマと北京の2地域で同時に行われた。直線距離は8100km近く、双方向の通信距離は2万kmを超え、中国の泌尿器外科と遠隔外科手術の先端技術を世界に見せた。
張氏は手術中にローマで、中国が独自に研究開発した遠隔手術ロボットを操作した。同時に遠い北京の第三医学センターの手術室内では、遠隔情報指令を受けた手術ロボットが正確で柔軟に指令を実行し、ある前立腺がん患者の正確な執刀と病巣切除を行った。手術全体の時間は65分。院士チームのメンバーはうまく協力し合って、精密な操作で根治の効果を保証した。術後の遠隔ロボットの高画質画像及びデータフィードバックによると、術中の解剖学的レベルが明確で、腫瘍の制御が精密で、機能・構造が完全に維持された。
張氏は術後、「今回の手術の全過程で、中国が完全に独自の知的財産権を持つロボットシステムを使用した。中国の5G+インターネット専用線現代通信技術と結びつけ、遠隔手術システムの低遅延・高安定性の優位性を発揮した。ユーラシアの複数の国を跨ぎ、低遅延、高精度、高安定性の大陸間遠隔手術操作を実現した。成熟した遠隔手術外科技術は手術の実施に対する空間的な制約を最大限に打ち破った。これはロボット手術、遠隔通信、人工知能(AI)などの新技術と新理念の学際的な融合がもたらした体系的なイノベーションだ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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