中国のフナチョウザメの人工繁殖生存率が初の60%超え

CRI online    2024年6月14日(金) 10時50分

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中国のフナチョウザメの人工繁殖生存率が初めて60%を超えました。

フナチョウザメ(学術名:Acipenser nudiventris)の野生個体群は「国際自然保護連合絶滅危惧種レッドリスト」に登録されている極めて希少なチョウザメの一種で、中国では現在、新疆ウイグル自治区のイリ川流域のみに生息しています。現在はフナチョウザメの排卵に最も適した時期であり、新疆イリ・カザフ自治州鞏留県のチョウザメ養殖基地では、技術者がフナチョウザメから約8万粒の受精卵を採取し、その生存率が初めて60%を超えました。

ここ数日、これら8万粒の受精卵が次々と膜を破って稚魚に孵化しており、研究者たちはその孵化と成長を見守っています。

新疆水産科学技術研究センターでは2007年から雄5匹、雌6匹のフナチョウザメの親魚11匹を飼育しており、2020年に初めてフナチョウザメから受精卵を採集し、野生のフナチョウザメの人工繁殖を実現したものの、受精卵の生存率は30%から40%しかありませんでした。繁殖技術の向上に伴い、今年採取した8万粒の受精卵の成長状況は例年よりも良好で、研究センターの責任者によると、今年の生存率は60%以上に達するとのことです。計画では約3万~4万匹の稚魚が誕生する予定で、今年9~10月には、初めてイリ川でのフナチョウザメの放流を行う予定です。(提供/CRI

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