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訪中日本人が減少、「日本人は政治に高い関心」との指摘に、「むしろ中国の治安や民度の問題」―中国ネット

Record China    2014年9月1日(月) 12時9分

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30日、中国メディア・環球時報(電子版)がインターネット上で行った調査で、中国人の98%が「日本人は中国人よりも政治に関心を払っている」と答えた。写真は上海観光の定番・豫園。

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2014年8月30日、中国新聞社は、日中関係の悪化で中国を訪れる日本人観光客が減少している一方で、中国人観光客の訪日ブームにはそれほど大きな影響は及んでいないと指摘。その背景について、専門家の話として「日本人は中国人よりも現実問題を重視し、政治にも関心を払っている」と指摘した。

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日本政府観光局の統計によると、訪日中国人数は、11年3月の東日本大震災と福島原発事故により104万3200人にまで落ち込んだ。だが翌年から回復傾向を見せ、今年は1月から7月の各月で、平均して前年比70%増と驚異的に伸びている。

対照的に、中国を訪れる日本人観光客数は2010年の373万1200人を境に毎年減少を続け、13年には287万7500人、14年1月から7月までの累計は152万1100人と、前年比7.1%のマイナスとなっている。

これについて専門家は「日本人観光客の減少は中国の大気汚染など環境問題が影響したとの見方もあった。だが、韓国を訪れる日本人客も大幅に減少していることを考慮すると、最大の原因は日中・日韓関係の悪化にある」と分析。

その上で、「中国人は歴史問題を重視しているとはいえ、歴史問題と現実問題を区別して考えることが可能だ。一方、日本のメディアは中国の食品問題や大気汚染、中国人観光客の日本での商品買占め、中国軍機の異常接近、レアアースの輸出制限、反日デモなどを熱心に報じている」とし、「このことから、日本人は中国人よりも現実問題を重視しており、政治にも関心を払っていることが分かる」と指摘した。

このニュースを受け、中国メディア・環球時報(電子版)は「日本人は中国人よりも政治に関心を払っていると思うか」と題し、インターネット上で調査を行っている。9月1日午前の時点で2万人以上が参加し、回答者の98%が「同意」を示している。

以下は寄せられたコメントの一部。

「日本へ行ったことがある人なら分かると思うが、日本旅行で身の危険を感じることはありえない。だが中国では事情が異なる」

「日本人が目にする中国のニュースときたら、政府による反日教育、民度の低さ、環境汚染などに関するものばかり。中国に来たがらないのは当然と言える」

「日本人が中国旅行を敬遠するのは、中国人がベトナムに行きたがらないのと同じ理屈さ」

「日本旅行の目的は買い物。購買欲を満たすためで、政治とは無関係」

「日本オリンピック委員会が、南京ユース五輪に参加する日本人選手に対し、悪化する日中関係を念頭に外出注意を喚起したという報道があった。このことからも分かるように、訪中日本人の減少は、日本人が政治に関心が高いことを示しているのではなく、中国に来て面倒が起きることを恐れてのことだろう」(翻訳・編集/NY)

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