人民網日本語版 2024年5月29日(水) 8時40分
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海南省三亜市に打ち上げられたコビレゴンドウの「海棠」が、三亜の海岸から70カイリ離れた水深500メートルの海域に無事放された。
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中国の科学調査船「利洋358」は26日早朝、朝日を浴びながら順調に予定の海域に到着した。海南省三亜市に打ち上げられたコビレゴンドウの「海棠」が、三亜の海岸から70カイリ離れた水深500メートルの海域に無事放された。
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1月3日、負傷していた「海棠」が三亜市海棠湾の浜辺に打ち上げられた。市民が発見し、直ちに通報。海岸警備隊や飼育員、ボランティアが次々と駆けつけて救助活動にあたり、海南三亜海昌生物保育センターに運ばれた。「海棠」は発見当時多くの外傷を負っており、自力で泳ぐことができなかった。また、肺の感染が深刻で、脱水や肝臓・腎臓機能にも異常が見られた。
技術スタッフによる4カ月余りの救助治療及びボランティアの細心の看護により、「海棠」は少しずつ健康を取り戻し、体長も3.6 メートルから3.96メートルに成長した。海に放された時の体重は500キログラムで、自ら捕食し、同類を識別するといった独立した生存能力を備え、完全に健康を取り戻した。「海棠」が今回海に放されたことで、中国による初の打ち上げられたコビレゴンドウ救助活動が無事終了した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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