ロボットが「メード・イン・上海」トランスフォーメーションの新たなエンジンに―中国

人民網日本語版    2024年5月29日(水) 12時30分

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ビッグデータやAIなど新技術の波が押し寄せる中で、製造業の再編が進んでいる。

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ビッグデータや人工知能(AI)など新技術の波が押し寄せる中で、製造業の再編が進んでいる。スマート製造に向かうプロセスの中、ロボットが「メード・イン・上海」のトランスフォーメーション・高度化における新たなエンジンになりつつある。

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上海汽車集団の乗用車分公司の臨港拠点デジタル化工場では、複数のロボットが同時に作業を進め、製造ラインでは平均約70秒で自動車が1台ラインオフする。正泰集団の上海松江工業パークにある正泰電気変圧器作業場では、ロボットが薄さ0.23ミリメートルのケイ素鋼板を折りたたみ、1日に作業員6人分の作業をこなせる。

調理器具からスタートした愛仕達は鍋の製造からロボットによるスマート製造へと華麗な転身を遂げ、ロボットを活用した全産業エコチェーンを独自に構築した上、デジタル化された工場へ応用している。

従来の製造業にとって、ロボットの導入はトランスフォーメーション・高度化プロセスの重要なサポートになった。愛仕達の陳合林(チェン・ホーリン)会長は、「従来の製造業では企業の発展ニーズに応えられない。ロボットの事業展開を通じて、当社は従来の工場経営モデルを変え、デジタル・スマート化トランスフォーメーションも達成した」と述べた。


長年にわたる発展を通じて、上海には非常に強力なロボット製造能力が備わるようになった。企業レベルでは、国際産業用ロボットの「4大ファミリー(ファナック、ABB、安川電機、KUKA)」はすべて上海で事業展開を行い、中国現地のロボットのトップメーカーである新時達、節卡、新松なども上海での事業展開の拡大を続けている。

国または地域の生産自動化レベルをおしはかる重要な指標の一つとしての産業ロボット密度は、従業員1万人当たりで稼働中の産業用ロボットの台数を表し、産業のデジタルトランスフォーメーションの重要な参考データにもなるものだ。

上海は全国で初めてロボット密度を統計に組み込んだ都市として、重点産業のロボット密度は383台に達し、重点産業の一定規模以上の企業(年売上高2000万元以上の企業)のロボット密度は426台に達し、世界をリードしている。

2023年の上海の産業用ロボット付加価値額は249億200万元(約5230億円)、生産量は約6万6000台で、全国トップクラスだった。現在、上海は製造業のデジタルトランスフォーメーションを全力で推進し、産業用ロボット1万台のスマートファクトリーでの導入を推進し、25年までに製造業の重点産業分野におけるロボット密度を500台にすることを打ち出している。

上海の産業政策の支援を受けて、ロボットの応用シーンもますます広がりを見せる。現在は、国家レベルの人型ロボット製造業イノベーションセンターの建設を進めており、オープンソースの人型ロボットプロトタイプや身体性を持つAI(Embodied AI)などの重要技術の研究開発を加速させている。技術開発、成果のインキュベーション、人材育成、プラットフォームによる支援を一体化したイノベーションエコシステムを構築中だ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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