「当たり屋式」取り締まりでドライバーが拘留3日、ネット民「法治の恥」と猛反発―中国

Record China    2024年5月27日(月) 22時0分

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中国・山東省済南市で都市管理局員から「当たり屋式」取り締まりを受けたドライバーが3日の行政拘留処分を受けたことに、中国のネットユーザーが猛反発している。

中国・山東省済南市で都市管理局員から「当たり屋式」取り締まりを受けたドライバーが3日の行政拘留処分を受けたことに、中国のネットユーザーが猛反発している。

今月21日、男性が自動車を運転中に都市管理局の取り締まり員に止められた。ドライブレコーダーの映像に屋、取り締まり員が男性の車の前に立ちふさがり、男性が「どいてください」と言いながらゆっくりと車を前進させると取り締まり員は「あいた」と言いながら地面に倒れる様子が映っている。「こんなの当たり屋じゃないですか」と困惑する男性を尻目に、取り締まり員はそのままスマートフォンで写真撮影。現場にいた別の取り締まり員が警察に通報し、男性は警察署に連行されて調書を取られた後に帰宅した。

中国メディアの頂端新聞によると、このほど男性の元に通知が届き、「自動車を取り締まり員に接触させ、人身の安全を脅かした」として3日間の行政拘留処分が科されたことが分かった。男性の家族は取り締まり員が責任追及を免れていることに不満を示しているという。同市都市管理局の責任者は「現在確認中であり、後に通知が出される」と述べるにとどめた。

一方、同市起歩区大橋街道弁公室(行政部門)は「取り締まり員が起き上がらなかったのは車の移動を阻止するためだった。すでに(取り締まり員に)批判教育(指導)を行った。今後類似の状況が発生した場合は、まず速やかに録画して証拠を収集し、法執行部門に引き渡すよう研修を強化する」と表明した。

しかし、中国のネットユーザーからは「地面に倒れて阻止とか、そんな取り締まりあっていいのか?」「おかしな社会になったもんだ」「都市管理局は本当に(いろんな意味で)すごいな」「演技は一流」「公的機関同士がかばい合って、白黒をひっくり返した!」「だからみんな公務員を希望するんだ」「法治の恥」など、批判や皮肉の声が相次いでいる。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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