75歳のバレリーナ・森下洋子さんが中国で再び「白毛女」を披露

人民網日本語版    2024年4月26日(金) 12時20分

拡大

バレリーナの森下洋子さんが中国で再び「白毛女」を披露した。

(1 / 3 枚)

中国人民対外友好協会が3月27日夜に開催したレセプションパーティーで、日本の松山バレエ団の森下洋子団長(75)が「白毛女」のヒロイン「喜児(シーアル)」の姿でサプライズ登場。青年代表団のメンバーと共に「白毛女」の一部を披露した。「北風吹」のおなじみの旋律に合わせて、森下団長は軽快なステップで、「喜児」をたおやかに、かつ力強く演じた。人民網が伝えた。

その他の写真

「白毛女」は松山バレエ団の十八番。松山バレエ団は1955年、さまざまな困難を乗り越え、中国映画「白毛女」をバレエ舞台化し、1958年には、初めての訪中で上演した。それから半世紀以上にわたり、松山バレエ団は中国で17回に上る公演を行い、中日文化友好交流の歴史を一歩一歩刻んできた。

森下団長は、松山樹子さんに続く第2代「喜児」で、何度も訪中団と共に訪中してきた。1971年の「白毛女」中国公演では、森下団長は周恩来総理と会見した。日中国交正常化45周年を迎えた2017年、松山バレエ団は北京人民大会堂でニューバージョンの「白毛女」を上演し、森下団長は当時69歳だったにもかかわらず、素晴らしい演技を披露し、中国の観客を感動の渦に巻き込んだ。

北京舞踏学院の学生との合同レッスンを行った森下団長と松山バレエ団青年代表団のメンバー

森下団長は今でも舞台に立ち続けている。今回の松山バレエ団青年代表団訪中交流期間中、森下団長は時には車椅子を使って移動することもあるものの、毎日メンバーと一緒に練習を続けていた。北京舞踏学院や中央バレエ団の学習交流では、森下団長も練習着に着替え、一緒にレッスンに参加した。数日間の訪中を振り返り、森下団長は「びっくりするぐらい本当に幸せな時間を過ごさせていただいた」と充実感を漂わせていた。

中央バレエ団で共に練習する森下団長と松山バレエ団の青年代表団のメンバー

松山バレエ団青年代表団は中国人民対外友好協会と中日友好協会の招きを受けて、3月24日に北京に到着し、1週間にわたる交流訪問を行った。今回の訪問は日中両国の「青少年交流の強化に関する覚書」に基づく活動の一つだ。訪中期間中、代表団は北京舞踏学院や中央バレエ団、中央戯劇学院上海舞踏学校、上海バレエ団といった中国の舞踊芸術界を代表する高等教育機関や団体を訪問して交流を行ったほか、中国伝統文化を体験し、さらに中国経済や社会の発展の成果に触れた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携