中国外交部の林剣報道官は17日の定例記者会見で、来週に実施される米国とフィリピンの合同軍事演習について、記者からの質問に答えました。

林報道官は、「フィリピンと米国の軍事協力について、中国は厳正な立場を何度も表明した。フィリピン側が明晰に認識すべきことは、域外国家を招いて南海で武力を誇示したり対抗を挑発すれば、情勢のエスカレートを招いて地域の安定を破壊してしまうだけということだ。外部勢力を招いて、いわゆる自分自身の安全を守れば、より大きな不安全に陥って他者のコマになってしまうだけだ」と警告しました。さらに、フィリピン側には海上での挑発行為をやめるよう呼びかけ、関連する域外国家には南海での対抗を煽ることをやめるよう呼びかけました。

林報道官はまた、「中国は引き続き必要な措置を講じて、自国の領土主権と海洋の権益を断固として守り、南海の平和と安定を維持していく」と強調しました。（提供/CRI）