Record China 2024年4月12日(金) 12時0分
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11日、第一財経は、独フォルクスワーゲン(VW)が中国での研究開発を強化する計画を打ち出したことを報じた。
2024年4月11日、中国メディアの第一財経は、独フォルクスワーゲン(VW)が中国での研究開発を強化する計画を打ち出したことを報じた。
記事は、VWの中国法人が25億ユーロ(約4100億円)を投じて安徽省合肥市にある生産・イノベーションセンターを拡充し、現地での研究開発を強化することを発表するとともに、同市において中国の小鵬汽車と2車種を共同開発し、2026年に生産を開始する計画も打ちだしたと紹介した。
その上で、VWがこれまでの発表した戦略計画によると、30年までに中国市場で電気自動車(EV)を少なくとも30車種投入し、同市のVW(中国)科技有限公司(VCTC)が中国市場に特化したEVアーキテクチャー(CMP)を開発中であると説明。VCTCはドイツの本社を除く世界最大の研究開発センターとされており、VW中国のラルフ・ブラントシュテッター最高経営責任者(CEO)が「ローカルのパートナー向けの重要な窓口」との認識を示したことを伝えている。
また、VWは自身の研究開発能力を強化しつつ、小鵬汽車や上海汽車などの中国自動車メーカーとの提携を進めることで製品の開発サイクルを大きく短縮し、中国の顧客ニーズを満たすEVモデルを断続的に導入していく姿勢も示していたと紹介した。
記事は、VWが中国市場向けの開発強化を進める背景として、中国市場シェアトップの座にBYDが肉薄してきていることを指摘。昨年のVWの中国市場納車台数が323万6000台だったのに対し、BYDは302万台だったと伝えた。そして、VWが今後中国市場において「A級」と呼ばれるエントリークラスの小型EVに重点に新製品の開発、販売を進める方針であるとした。(翻訳・編集/川尻)
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