線路に入り込んだ犬を放置し運行再開、犬は隣の駅で轢死=数万人規模の抗議に発展、鉄道側は謝罪―香港

Record China    2014年8月25日(月) 11時33分

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20日、香港鉄路(MTR)東鉄線で、線路に進入した犬が列車に衝突し死亡する事故が起きた。犬を保護せず運行を再開した鉄道側に対し、市民数万人が抗議活動を行う事態へと発展している。写真は香港MTR。

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2014年8月23日、香港紙・明報によると、香港鉄路(MTR)東鉄線の粉嶺駅で20日、線路に進入した犬が列車に衝突し死亡する事故が起きた。

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この犬は20日午前9時50分頃に隣の上水駅の線路上にいるのをホームにいた乗客が目撃し通報。鉄道側は列車の運行を見合わせ、駅員が犬を保護しようとしたが逃げられたという。

動物愛護団体は22日、香港鉄路の九龍湾本部に集まり抗議活動を行った。活動には市民ら数百人も参加。会社側に原因究明を求める署名は同日正午までに9万人に達した。鉄道側は事故について謝罪した上で、専門の調査チームを立ち上げることを表明。亡くなった犬に献花した。

香港鉄路は事故当日、「列車を止め、犬を探したが見つからなかったため、8分後に運行を再開した。その約20分後に粉嶺駅で犬の死体が見つかった」と説明。

だがインターネット上に、駅員が犬を保護しようとする写真が掲載されたため、「犬を探したが見つからなかった」とする鉄道側の発表は事実と異なると批判を浴びていた。

これを受け、香港鉄路は21日、Facebookを通じ「駅職員が何度も保護を試みたが失敗した。職員1人が犬を抱きかかえる際に負傷した。指令所は犬がホームの下にいたため安全と判断し、運転手に対し、速度を落とし十分に注意した上で運行を再開するよう指示した」と説明した。(翻訳・編集/NY)

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