Record China 2007年6月30日(土) 6時50分
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2007年6月29日、北京五輪のビーチバレー競技場に使用される海南省の天然砂が北京市の朝陽公園に到着した。投入額は約1億6000万円で、北欧の砂を輸入した場合に比べ3億2000万円以上の節約となった。
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2007年6月29日、大量の砂を載せた数十台のトラックが北京市の朝陽公園に到着した。この砂は海運で海南省から届けられたもので、北京オリンピックのビーチバレー競技場に敷きつめられる。
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ビーチバレー用の砂は全部で1.7万tあり、数回に分けて運ばれる。これらはすべて海南省東方市の天然砂で、投入額は1000万元(約1億6000万円)だという。ビーチバレーの競技場に使用される砂は選手が怪我をしないように荒い砂や小さな石が混じっていない均一な砂でなくてはならない。また、テレビ中継に影響があるため白すぎる砂は使用できない。このように、国際バレーボール連盟により砂の形状、大きさ、色、丸みなどに厳しい基準が設けられている。
これらの要求を満たす砂はフィンランド、スウェーデン、デンマークに多い。しかし輸入すると3000万元(約4億8000万円)以上かかるため、中国国内で基準に合う砂の選定作業が行われることとなった。1万8000kmにも及ぶ海岸線上での選定の結果、広東省陽江市、海南省ダン州市、東方市の砂が選ばれた。国際バレーボール連盟やカナダの実験室で砂の検査が行われ、最終的に海南省東方市の砂が北京オリンピックのビーチバレー用砂に指定された。
これにより、1.7万tの砂にかかった費用は1000万元(約1億6000万円)で済み、北欧から輸入した場合に比べ2000万元(3億2000万円)以上の節約となった。(翻訳・編集/藤野)
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