広州に30万人のアフリカ系不法移民、受け入れ国としての準備がない中国―中国紙

Record China    2014年8月22日(金) 13時2分

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16日、環球時報は華南理工大学の周雲教授の署名記事「不法移民対策に速やかな移民法の制定が求められる」を掲載した。成長を続ける中国に多くの外国人が不法移民として滞在している。写真は広州のアフリカ人。

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2014年8月16日、環球時報は華南理工大学の周雲(ジョウ・ユン)教授の署名記事「不法移民対策に速やかな移民法の制定が求められる」を掲載した。

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先日、海外メディアは広東省広州市に約30万人のアフリカ人が不法滞在していると報じた。その数が妥当なものかどうかは調査する必要があるが、相当数の移民がいて違法行為の温床になったり、住民との摩擦を引き起こしていることは事実だ。

移民を送り出す側だった中国が成長の末に移民受け入れ国になったことは感慨深い。とはいえ中国政府も国民もまだ受け入れの準備を整えていないのが実情だ。このまま無秩序に不法移民の数が増え続ければ、中国社会に排外感情が蔓延するなど大きな禍根となりかねない。

こうした状況を考えれば、中国は速やかに対策を実施しなければならない。第一にこの問題について報道規制をなくし、現状を明らかにすること。第二に政府も国民も移民受け入れ国になる心の準備を整えること。そして第三に移民法を制定すること。中国の人口の多さを考えれば、移民の受け入れはハイクラスな人材に限ることになるだろう。その他の不法移民の収容や強制送還について現実的な法律を制定し、法に準拠した不法移民対策を行わなければならない。(翻訳・編集/KT)

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