2024年1月28日、中国メディアの頭条新聞は、重慶市で道路にあったマンホールのふたが割れ、中から竹の骨組みが出てきたと報じた。

記事によると、同市秀山県の道路でトラックがマンホールの上を通過した際にふたが割れる事故があった。トラック運転手は「通過したら突然下水道のマンホールが割れた。車から下りて確認したら、割れたふたから竹ひごが出てきた。本来は鉄筋が入っているべきではないのか」と語った。

撮影された動画では、円形のマンホールのふたが割れており、割れ目から中の竹ひごが露出している様子が映っていたほか、撮影者が手で触ると竹ひごが裂けたという。運転手は「トラックは過積載ではなかった」と主張している。

この道路を管轄する行政当局に連絡をすると「現時点で通報はないが、事実であれば処理、調査を行う」との回答があった。

マンホールのふたに記されていたメーカーの担当者は「軽量型のふたであり、複合繊維でできている。大型車が通らない道路や緑化帯に設置するためのもの。われわれの製品はすべて国の基準による認定を受けている」と説明するとともに、ふたが割れた原因について「車両の過積載か、経年による劣化を放置していた、あるいは施工業者が正しくない位置にふたを設置していた可能性がある」との見解を示した。

ネットユーザーからは「複合繊維材料は竹のことなのか」「路上のマンホールのふたが簡単に壊れてしまうのは本当に危険」「もはや発泡スチロール製じゃないだけマシといったレベル」といった感想が寄せられている。（翻訳・編集/川尻）