米アップル、自動車分野で中国のライバルに追い抜かれつつある―米メディア

Record China    2024年1月3日(水) 8時0分

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中国メディアの参考消息は、米テクノロジー企業のアップルについて「自動車分野で中国のスマートフォンのライバルに追い抜かれつつある」と報じた米ウォール・ストリート・ジャーナルの記事を取り上げた。

中国メディアの参考消息はこのほど、米テクノロジー企業のアップルについて「自動車分野で中国のスマートフォンのライバルに追い抜かれつつある」と報じた米ウォール・ストリート・ジャーナルの記事を取り上げた。

記事はまず、アップルが開発しているとうわさされている電気自動車(EV)「アップルカー」について、10年近く経過してもまだリリースされない中、スマホ分野における中国のライバルの一部はその動きを加速させているとし、中国のスマホ市場でアップルと覇権を競い合っている華為(ファーウェイ)と小米(シャオミ)がこのほど、先進的なデジタル機能を搭載した新車を公開したことを取り上げた。

記事は、両社の目標について「スマホの顧客をハイテク自動車に引き付け、アップルが参入する可能性がある前に主導権を握ることだ」と指摘。「中国のスマホ大手は現在、自動車の重要性を認識しており、予想されるアップルの自動車製品の登場に先立って、ソフトウェア・デファインドのアプローチでスマート自動車を製造している」とするみずほ銀行の上級調査員タン・ジン氏のコメントを紹介した。

記事によると、アップルが自動車に関心を持っているという報道は2010年代半ばに浮上したが、同社はまだ計画を公に説明しておらず、コメント要請にも応じていない。

記事は「最新の発表は、車輪のついたスマホとしてのEVという未来学者の概念が現実になり始めていることを示している」とし、中国では、スマホメーカーがEV分野に足を踏み入れただけでなく、新興EVメーカーの蔚来(NIO)がスマホの販売を開始したことに触れた。

記事はさらに、シャオミが12月28日に開発中のEVを初公開したこと、その2日前にファーウェイが米テスラや独BMWなどと競合する電動スポーツ多目的車(SUV)を展示したことにも言及。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がニューヨーク・タイムズの11月のイベントで「現時点で私たちにとって最も厳しい競争は中国だ」とコメントしたこと、米資産運用大手ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダン・アイブス氏がアップルカーの登場を26年ごろと予想していることを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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