アニメ映画「銀河鉄道の夜」、38年の時を経て台湾で上映へ―台湾メディア

Record China    2023年12月13日(水) 21時0分

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台湾メディアのミラーメディアは12日、傑作アニメ映画「銀河鉄道の夜」が38年の時を経て台湾で上映されると報じた。

台湾メディアのミラーメディアは12日、傑作アニメ映画「銀河鉄道の夜」が38年の時を経て台湾で上映されると報じた。

記事によると、同作の原作者である宮沢賢治の没後90年を迎えるのに合わせ、日本公開から38年の時を経て、今月22日からアニメ映画「銀河鉄道の夜」が初めて台湾の映画館で上映される。

記事は同作について、「1985年に杉井ギサブロー氏が監督を、細野晴臣氏が音楽を、別役実氏が脚本を務めて制作された。この超強力布陣が生み出した幻想的な宇宙への冒険作品は、その年のキネマ旬報の年間映画ベスト10に選ばれたほか、毎日新聞社主催の大藤信郎賞を受賞するなど高く評価されている」と説明した。

また、原作の著書について「実は宮沢賢治が逝去した後に、身内が原稿をまとめて出版したものだ」とし、「その内容は宮沢賢治の死生観や宗教観、宇宙の概念を再構築する世界観などを含んでおり、彼の創作人生の集大成とも言える」と評した。

さらに、「手塚治虫や藤子不二雄、松本零士などの漫画家に影響を与えただけでなく、スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』の列車のシーンも同作にインスピレーションを得たものだった」とし、「同作が当時の日本の芸術家にどれほど深い影響を与えたかがうかがい知れる」と述べた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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