中国の竹はプラスチックの代替品にできる、ただ…―香港メディア

Record China    2023年12月10日(日) 16時0分

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5日、環球時報は香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの3日付報道を引用し、中国の竹がプラスチックに変わる材料となる可能性を秘める一方である課題を抱えていると報じた。

2023年12月5日、環球時報は香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの3日付報道を引用し、中国の竹がプラスチックに変わる材料となる可能性を秘める一方である課題を抱えていると報じた。

記事は、中国政府が11月始めに国際団体とともに「竹素材による脱プラスチック」グローバル行動計画を発表し、プラスチックによる汚染やその生産に伴う汚染物質放出を削減するために代替品として竹製品の利用率を高める姿勢を打ち出したことを紹介した。

そして、行動計画制定に関わった国際団体の関係者が「竹は中国の歴史、文化と密接につながっており、農村地域の人々にグリーン(環境配慮型)な雇用や経済成長のチャンスを与えてくれる。しかも、竹資源が不足する可能性も低い」と竹が環境配慮型の素材として秘める大きな可能性について説明したことを伝えた。

一方で、現状では竹の加工や竹製品製造の産業規模は非常に小さく、生産量が少ないためコストが高く、技術や生産設備の面でも立ち遅れていると指摘。江西省銅鼓県にある竹製品メーカーの社長が「業界内の企業は小規模で、研究開発能力に乏しい。政府の資金援助がなければ技術のモデルチェンジは非常に遅くなる」と語ったほか、業界関係者から「竹の持つ環境面のメリットに対する認識不足と価格の高さが理由で、大衆に広く利用されていない」「伐採の機械化が進んでいないので、産業の上流も高いコストの問題を抱えている状態」との意見が出ているとした。

記事は、竹製品は世界の過度なプラスチック消費を抑える数多くの手段の一つに過ぎないと指摘。国際団体関係者が「もしわれわれが多くのソリューションプランを持つことができれば、竹産業がプラスチック産業と競争できるチャンスはさらに多くなるはずだ」と語ったことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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