最新の中国ドラマ「一念関山」に主演する歌手で俳優のリウ・ユーニン（劉宇寧）が、人工知能（AI）で別の俳優の顔に差し替えた動画がネット上に登場したことに、中国のSNS・微博（ウェイボー）で反応を示した。

リウ・ユーニンが女優リウ・シーシー（劉詩詩）と共演する武侠時代劇ドラマ「一念関山」は11月28日、動画配信サービスの愛奇芸（iQIYI）で配信スタートし、好調な滑り出しを見せている。しかしネット上では、特務機関のリーダー「寧遠舟」を演じるリウ・ユーニンが、「主人公の顔ではない」「見るに堪えない」などといった不満の声が続出。さらには人工知能を使って、時代劇美男の代表格である台湾の俳優ウォレス・フォ（霍建華）の顔と差し替えた動画がネット上に登場した。

リウ・ユーニンは30日、自身のウェイボーにメッセージを投稿。「誰の心の中にもその人なりの寧遠舟があります。役柄の魅力はすべての俳優が追求するものです。寧遠舟について語ってくれた皆さんに感謝します。とても光栄に思います。寧遠舟に代わり感謝します。どうか『一念関山』を応援してください」と書かれており、主人公の顔に不満を示す視聴者の反応に対し、コメントしたものと思われる。

このメッセージには、発信から半日で20万件を超える「いいね」が集まり、「寧遠舟はあなただけ。誰も取って代われない」「素晴らしいキャスティングに満足」などと支持を示すコメントが多く集まっている。（Mathilda）