日本の化粧品ブランドが中国で冷遇される―中国メディア

Record China    2023年11月14日(火) 12時0分

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中国SNSの微博(ウェイボー)に13日、「日本ブランドが中国で冷遇される」とする投稿があり注目されている。資料写真。

中国SNSの微博(ウェイボー)に13日、「日本ブランドが中国で冷遇される」とする投稿があり注目されている。

中国メディアの北京商報が投稿したもので、それによると、中国でこのほど年間最大級のインターネット通販セール「ダブルイレブン」が開催されたが、中国ネット通販大手の阿里巴巴(アリババ)傘下のECプラットフォーム、天猫(Tmall)の化粧品部門が発表した「天猫美容スキンケア業界予約販売初日ブランド成績表」によると、上位20ブランドのうち中国ブランドが4割、残り6割が海外ブランドで、「その6割の中に資生堂などの日本ブランドの名前を見つけるのは難しかった」という。

資生堂の今年のダブルイレブンにおける予約販売初日の流通総額は前年比74.1%減の1億3000万元(約26億円)だった。

日本の原発処理水海洋放出を受け、中国の美容ブロガーの中には日本ブランドとのコラボを拒否する動きも見られているという。

クレ・ド・ポー ボーテ(CPB)、SK-II、DECORTÉ(コスメデコルテ)など他の7ブランドの予約販売初日の流通総額も前年比50%を超える減少となった。小紅書(レッド)やウェイボーなどのSNS上では、多くの利用者が「避雷リスト」を掲載し、返品記録を投稿した。

専門家は「中国における日本ブランド冷遇は一つの大きな流れだ」とし、「企業のハイエンド製品への転換は、一方では(中国)国内のローエンド、ミドルエンドブランドとの直接競争を避けるためであり、他方では企業のより高い利益の追求でもある。しかし、ブランドの老化現象が進行し、若い消費者にはハイエンドブランドとは認識されていない可能性と、欧米のブランドと比べて大きな優位性があると思われていない可能性があるため、勝算の見込みは低い」としている。

この投稿に対し、中国のウェイボー利用者からは「スキンケア製品と化粧品をすべて(中国)国内製品に置き換えたよ」「日本製品は使わなくなった」「国産にもいいブランドが増えてきたからね」「日本製品の購入をやめて4カ月になる。不買を続けるつもり」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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