「5カ国しか造れない」、中国がまた新たな分野でブレークスルー―中国メディア

Record China    2023年11月11日(土) 7時0分

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8日、観察者網は、中国初の国産大型クルーズ船の引き渡しが行われ、世界で5番目の「大型クルーズ船造船国」になったと報じた。

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2023年11月8日、中国メディアの観察者網は、中国初の国産大型クルーズ船の引き渡しが行われ、世界で5番目の「大型クルーズ船造船国」になったと報じた。

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記事は、中国初の国産の大型クルーズ客船「愛達・魔都号(アドラ・マジックシティー)」が4日に運営会社に引き渡されたと紹介。中国が世界で5番目の大型クルーズ船建造国となり、今や航空母艦、大型液化天然ガス運搬船、大型客船を同時に建造する能力を持つ真の造船大国になったと伝えた。

そして、同船について全長323.6メートル、全幅37.2メートル、全高72.2メートル、総トン数13万5500トン、客室数2125室、乗客定員5246人で、4万平方メートルの居住・娯楽用公共スペースがあり、レストラン、ショッピングプラザ、ウォーターパーク、火鍋店、ジム、劇場などが完備していると説明。船内には食材を保管する冷蔵庫が十数台あり、200人のシェフが調理しているとスケール大きさを紹介した。


また、船全体の部品点数が2500万点に達し、自動車約1万点、ボーイング747型機500万〜600万点と比べてはるかに多く、その組み立て作業は煩雑を極めると同時に高い技術が求められると指摘。配管や配線も非常に複雑であり、組み立て完了時で船内に敷設したケーブルの総延長は実に4200キロに達し、上海からラサまでの距離に匹敵すると説明した。

さらに、同船を建造するために100社以上のゼネコンと800社以上のサプライヤーが緊密に協力しており、それぞれがエンジニアリング設計、材料供給、建設、試運転、検査、生産プロセス全体に関与しあっているため、プロジェクト管理やエンジニアリングが困難を極めたとも伝えている。

記事は、大型客船の建造が長きにわたりヨーロッパに独占されており、これまではフィンランド、ドイツ、フランス、イタリアの4カ国だけが建造能力を持っていたと紹介。「大型客船は、さまざまな技術がセットされた複雑な海洋プラットフォームであり、大型客船が建造できるかどうかが、直接国の設備建設能力と包括的な科学技術レベルを反映しているのだ」と評した。そして、中国におけるクルーズ船やヨットの設備業界の発展は、関連産業の国際競争参加という意義にとどまらず、新たな内需市場を形成し、クルーズ船やヨットを通じた消費の普及を促進する効果もあるとした。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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