中国映画、海外でますます影響力―ロシアメディア

Record China    2023年10月29日(日) 19時10分

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27日、環球時報は、ロシアメディアが「中国映画の海外における影響力がますます高まっている」と評したことを報じた。

2023年10月27日、中国メディアの環球時報は、ロシアメディアが「中国映画の海外における影響力がますます高まっている」と評したことを報じた。

記事は、ロシアメディア・スプートニクが25日に報じた内容を紹介。スプートニクが「中国では1905年に史上初の映画「定軍山」を製作して以来、100年以上にわたって映画産業が進化を遂げ、他国の経験を借りて技術を高め、国際市場への進出も増えてきた」と評したことを伝えた。

そして、中国映画の認知度を示すもうひとつの重要な例として、ソニー・ピクチャーズが中国映画の英語版リメイク権を獲得したことにも言及し「ソニーは今年、大型作品の失敗率が高くなっている。その中で中国映画のリメイク導入を進めるということは、ハリウッドのオリジナリティーの低下を反映している」と論じたことを紹介している。

また、ロシア国内でも中国映画への関心も高まっているとし、北京で開かれたロシア映画祭に参加したロシアの国営機関ロスキノ(ロシア映画委員会)の責任者が「中国映画は、西洋映画の撤退後に生じたロシア映画市場のギャップを埋めることができるだろう。中国映画は質が向上しており、ロシアの観客も興味を持っている」と語ったことを紹介。中国の映画製作現場に直接触れた経験を持つ人物からも同じ見方が出ており、中国映画「流浪地球2」に出演したロシア人俳優が「中国映画はすでにハリウッドに追いついた。その上、絶対にそこにとどまることはなくさらに進化する」との考えを示したことを伝えた。

記事は、スプートニクが「アジア映画が西洋映画に代わる存在になるという考えに懐疑的な批評家はなおもいるが、ロシアでも世界でも中国映画の成功は紛れもない事実になっており、各大陸でその影響力が高まり続けている」とし、昨年に10カ国で行われた調査では、80%超が中国の映像作品を見たことがあると回答したことを紹介したと伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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