フィンランドの天然ガスパイプライン損傷、中国船によるものか?―仏メディア

Record China    2023年10月25日(水) 14時0分

拡大

仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版は24日、フィンランドは天然ガスパイプライン損傷について、中国船の関与を疑っていると報じた。

仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国語版は24日、フィンランドは天然ガスパイプライン損傷について、中国船の関与を疑っていると報じた。

フィンランド警察は同日、今月上旬に発生したバルト海の天然ガスパイプラインの損傷は、船が海底で大きな錨を引きずったことで引き起こされたとの見方を示した。損傷個所の近くには引きずったような跡が数十マイルにわたり見つかっているほか、損傷個所近くからアンカーを発見し、それが中国のコンテナ船によるものかを調べているという。

フィンランド政府は同日の会見で、「次の問題は、これが意図的であったのか、不注意によるものだったのか、航海技術が稚拙だったことによるものかということだ。すなわち、動機があったのかということだ」とする一方、「現段階でこの問題に回答するのは時期尚早だ」との見方を示した。

フィンランド当局はパイプラインが損傷した時間に近くを航行していた中国のコンテナ船「NewNew Polar Bear」の関与に焦点を当てて調査している。

中国外交部の毛寧(マオ・ニン)報道官は23日の会見で「事件当時、中国の船舶は関係海域を正常に航行していたが、当時の海の状況が悪く、異常は感知できなかった。中国とフィンランドの双方はすでにこれについて意思疎通を行っている。関係方面が事件の真相を早急に究明し、調査の客観性、公正性、専門性を確保するよう希望する」と述べた。

記事によると、今回の件を受け、北大西洋条約機構(NATO)はバルト海でのパトロールを強化しているという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携