2023年10月20日、新浪新聞は「山東省青島市にあるビール工場の原料倉庫で作業員が立ち小便しているのではないか」とする動画がネット上で拡散して当局が調査に乗り出したと報じた。

記事は、中国のネット上で19日、同市の青島ビール第3工場にある原料倉庫で作業員が立ち小便しているとする動画がアップされたと紹介。動画には、屋外にあるビールの原料が入った大きな容器の中で、黄色いヘルメットと青の作業着を身に着けた男性がカメラに背中を向けるように立ち、腰の前あたりで左手を動かすような様子が映っていた。

そして、同市の県級市で同工場がある平度市の経済開発区市場監督管理所の担当者が「すでに動画の状況を市の市場監督管理局に報告した」とコメントし、平度市市場監督管理局食品生産安全監管科の担当者も20日午前に「現在、局内ですでに作業員を現場に派遣して調査を実施している」と語ったことを伝えた。一方、同工場の担当者は「動画が拡散している状況は知らない。関係者に問い合わせる」とのみコメントしたとしている。

企業情報サイトの「天眼査」によると、同工場は2012年の設立で、酒類や飲料、精製茶などの製造を行っているという。

この件について、中国のネットユーザーは「最高の宣伝になるな」「なるほど、だからこういう色なのか」「やめてくれ。これからどうやってビールを飲めば良いんだ」「もし本当だったら工場の信用が大きく傷つくことになる」「実際にやっていたとしたら、あまりにも道徳心に欠ける行為だ」「わざわざこんな危ない所でしかも原料の上にやるとしたら、よっぽど企業文化が悪いか、労使関係が悪いかだ」といった感想が寄せられている。（翻訳・編集/川尻）