中国の映画産業が絶好調、ハリウッドは好機逃す?―中国メディア

Record China    2023年10月21日(土) 23時0分

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17日、中国メディアの環球網は6~9月の中国の映画興行の活況を伝えた。

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2023年10月17日、中国メディアの環球網は、米CNNの報道などを引用し、6~9月の中国の映画興行の活況ぶりを伝えた。

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記事は初めに、興行収入の追跡が可能な「猫眼(Maoyan)」や「灯塔数据(Dengta)」のデータを引用し、6~9月の中国の映画興行収入が234億4000万元(約4787億円)で、同時期に限ると過去最高を記録したことや、夏休み期間中に映画館を訪れた観客が5億人を超えただけでなく、ランキング上位5本の映画で女性客の比率も過去最高の61%を占め、その半分が20代女性であったことを伝えた。

記事は「ここ数カ月では、ハリウッド映画の『バービー』や『オッペンハイマー』が世界各地の興行収入をリードしているが、中国の場合はクライムスリラーの『孤注一擲(No More Bets)』やロマンチックミステリーの『消失的她(Lost in the stars)』、ファンタジー時代劇の『封神第一部:朝歌風雲(Creation of The God:Kingdom of Storms)』のような、中国の国産映画の方に人気が集まっている」「アナリストたちは、小さな都市や町の観客の増加が顕著な点と、夏に公開された映画作品の質と種類の向上が見られた一方で、女性の観客が67%を占めた『消失的她(Lost in the stars)』のように、女性客が最近の興行成績の好調ぶりをけん引していることに着目し、驚いている」と伝えた。


また「灯塔数据(Dengta)のデータからCNNが計算したところによると、今年の中国国内の興行収入に占める米国映画の割合は、現時点で約14%を記録し、この傾向が今年末まで続けば、新型コロナのパンデミックの時期を除いて、米国映画の年間シェアが過去10年で最低を記録することになる」と説明した。

記事は最後に、モーニング・コンサルト(Morning Consult)のシニアアナリスト、ケビン・トラン(Kevin Tran)氏のコメントを紹介した。同氏は「中国では人口の上では男性の方が女性より多いかもしれないが、女性の購買力が高まっているのを見れば、女性向けのサービスに投資する必要がある」「ハリウッドはかつて依存した中国市場での興行収入を取り戻すのに苦労しているが、マーケティング活動において、ロマンティックコメディやミュージカルなど、中国人女性が好むジャンルなど、中国人女性を重点的な対象とすることを検討した方がいい」と述べた。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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