「東京やNYにはあるのに!」と不満続出、ソウルの街のごみ箱復活へ=韓国ネット「時代に逆行」

Record Korea    2023年10月15日(日) 17時0分

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12日、韓国メディア・毎日経済は「現在ソウル市内に4956個しか設置されていないごみ箱が2025年までに7500個まで増やされる見通しだ」と伝えた。

2023年10月12日、韓国メディア・毎日経済は「現在ソウル市内に4956個しか設置されていないごみ箱が25年までに7500個まで増やされる見通しだ」と伝えた。

韓国では1995年1月から、廃棄物排出量によって料金が課される「ごみ従量制」が導入されている。ソウル市によると、市民が公共の場所に設置されているごみ箱に家庭ごみなどを捨てるようになり、区庁などが徐々にごみ箱を撤去していったという。1995年には7607個あったごみ箱は2023年現在、4956個まで減っている。

こうした中、「街なかでごみを捨てる場所がない」と訴える声が増えたという。21年にソウル市が実施したアンケート調査によると、回答者の73.3%が「ごみ箱の数が少ない」と答えており、「ごみ箱は多いほう」との回答は1.5%にとどまった。「ニューヨークや東京、パリの街にはごみ箱があるのに、なぜソウルにはないのか」という声も市に寄せられているという。

ソウル市は年内にごみ箱の数を5500個にし、24年は6500個、2025年には7500個と、段階的に増やしていく方針だ。新たなごみ箱は流動人口の多い地域やバスの停留所付近にも設置する。バス乗車時の飲料の持ち込みが禁止されたことで停留所周辺に捨てられるごみが増えたためだとしている。予算も大幅に拡大される見通しだ。ごみ箱1個の設置には30万~40万ウォン(約33000~44000円)ほど必要となる。また、新たなごみ箱と並べてたばこの吸い殻入れも設置することを検討しているという。

ただ、ごみ箱を実際に設置し管理する自治区は、管理負担の増加とごみ箱周辺の清掃問題を懸念していると伝えられる。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ごみ箱と喫煙区域を増やしてほしい。ごみや吸い殻のポイ捨てには高い罰金を払ってもらおう」「ソウルもパリやニューヨークに負けない魅力的な街だ。ごみ箱を増やしてくれてありがとう」「道端にたばこの吸い殻が落ちてない街にしてほしい」「コーヒーを持って歩く人が増えたから、どこでも捨てられるようにごみ箱はあったほうがいい」など、賛成意見が寄せられている。

その一方で、「ごみ箱がないほうが街はきれいに保たれる」「ごみ箱がなければ、ごみを捨てないように努力するだろうに。時代に逆行して税金を使おうとするとは」「民度が低いからごみも吸い殻もポイ捨てする。(ごみ箱を増やしても)ポイ捨てはなくならないだろう」「家庭ごみを持ってきて捨てるやつが絶対に出てくる」「ごみ箱を設置して、もし万が一、そのごみ箱に爆発物が仕掛けられたらどうする?外国ではそういうケースがあると聞くよ」「かつてはたくさんあった街のごみ箱が減らされた理由をよく見直す必要がある」など、反対意見も多く上がっている。(翻訳・編集/麻江)y

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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