ひたすら走る高速鉄道、車内は座席トラブルで殴る引っ掻くの「阿鼻叫喚」―中国

Record China    2023年9月18日(月) 16時20分

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山西省の太原南駅を出発し、天津西駅に到着するまでを結ぶ高速鉄道G261番列車で14日、座席を巡るトラブルで複数の乗客が相手を殴ったり引っ掻いたりする事態が出現した。

山西省の太原南駅を出発し、天津西駅に到着するまでを結ぶ高速鉄道G261番列車で14日、座席を巡るトラブルで複数の乗客が相手を殴ったり引っ掻いたりする事態が発生した。

当事者の一人の23歳女性のLさんによると太原南駅で列車に乗り込んだところ、自分が座るはずの窓側の席に男性が座っていた。そこは自分の席だと言うと、男性は席を交換してほしいと言った。Lさんが拒否して窓側の席に座ると、男性と家族とみられる女性がLさんに対して嫌がらせを始めた。

男性と女性は大声でLさんをののしる言葉を言い、Lさんの後ろに座っていた女性はLさんの座席を繰り返し揺さぶった。Lさんがやめるよう求めると、女性はLさんの左腕を殴った。Lさんが携帯電話で状況を録画して証拠にしようとしたところ、女性はLさんの携帯電話をはたき落とし、Lさんの腕を引っ掻いた。

乗務員と乗務警察官が駆け付けると、男女はそろって、殴ったのはLさんで、自らは手を出していないと言った。ただし、他の乗客が撮影したとみられる動画には、言い争いになった後に男性がまずLさんに手を出し、次に女性がLさんを何度も殴りつけた様子が映っていた。2人はその後、他の乗客に制止された。

同件を報じた中国メディアの紅星新聞の記事では、顔や腕に引っ掻き傷が多くついたLさんの写真が紹介された。

警察はその後、同件について公式発表を行った。発表は、「暴行が発生したのは列車が途中停車駅の石家荘駅を出発した後で、乗務警察官がただちに現場に急行した」「列車が終点の天津西駅に到着した後に、警察の同駅派出所が事件として扱うことを決めた」「双方は傷を負っており、治療を受けた」「警察は法に基づき同件の処理を進めている」などとした。Lさんと争った男性と女性は夫婦と判明したという。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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