「処理水問題」で日本に反発の中国人観光客、タイに流れる?―香港メディア

Record ASEAN    2023年9月16日(土) 12時0分

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14日、香港メディア・香港01は、福島第1原発の汚染処理水海洋放出により中国国内で日本旅行のキャンセルが相次ぐ中、タイが中国人を対象としたビザ免除政策を発表したことを報じた。写真はサムイ島。

2023年9月14日、香港メディア・香港01は、福島第一原発の処理水海洋放出により中国国内で日本旅行のキャンセルが相次ぐ中、タイが中国人を対象としたビザ免除政策を発表したことを報じた。

記事は、タイ政府が13日に9月25日から来年2月29日までの5カ月間、中国人観光客のビザ免除政策を実施することを閣議決定したと紹介。この政策実施期間が中国の中秋節国慶節連休(9月29日から10月6日)を含むことから、中国の主要オンライン旅行予約プラットフォームでタイ関連の旅行商品の問い合わせが急増したと伝えた。

そして、上海在住のある市民が「もともと国慶節の連休で日本旅行を計画していたが、福島原発の『汚染水』海洋放出に怒りを覚え、パートナーも日本行きを拒んだこと、そしてビザ政策の影響もあって日本行きを中止にした。ただ、滅多にない大型連休のチャンスにはやはりどこかに行きたいので、代わりにタイのバンコクかサムイ島に行くことを考えている」と語ったことを紹介している。

記事は、バンコク、チェンマイ、プーケットが中国人観光客の間で人気の高いタイ旅行の目的地トップ3となっていると紹介する一方、ここ数年は同国で詐欺グループが観光客をだます被害が多発するなど、同国の治安状況に懸念を抱いている人も多く、オンライン旅行予約プラットフォームでは、タイ旅行のスポットや過ごし方に関する情報とともに「タイの最近の安全状況」についての問い合わせも多く寄せられていると指摘。さらに、新型コロナ流行後に物価が上昇していること、消費の質が金額に見合わない可能性があることも、タイ旅行を計画する上で留意すべき点になっているとした。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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