Record China 2014年8月2日(土) 6時39分
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28日、中国メディアは2014年上半期の訪日中国人客が前年同期比88.2%増の100万9200人に達したと伝えた。そんななか、訪日中国人観光客が初めて「日本のサービス」に触れたときの体験をブログにつづっている。資料写真。
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2014年7月28日、新華網は「訪日中国人が爆発的に増えたのはなぜか」と題する記事を掲載した。日本政府観光局(JNTO)が先日発表したデータによると、2014年上半期の訪日中国人客は前年同期比88.2%増の100万9200人に達した。緊張が続く政治・経済とは裏腹に、観光業は回復の兆しを見せている。
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そんななか、日本を訪れた中国人観光客が、日本へ向かう飛行機のなかで初めて「日本のサービス」に触れたときの体験をブログにつづっている。以下はその概要。
ここのところの円安で、日本を訪れる中国人が増えている。日本人に対しては、私は前々から興味を持っていた。明治維新から第2次世界大戦後の経済発展、「奇跡」と言われた成長について知りたいと思っていた。そんなことから、日本への旅行を思い立ち、6777元(約11万円)の5泊6日のツアーに申し込んだ。
私たちが乗ったのは全日空の飛行機だ。機内に入り、座席に座って離陸を待っていたときに目にしたのは、キャビンアテンダント(CA)が乗客に対してひざまずいて話を聞いている姿だった。これは、20カ国以上に行ったことのある私でも、今まで見たことがない姿だった。
CAのなかには中国国旗のバッジを付けている人もいた。私が彼女に「中国人ですか」と尋ねると、「はい。中国のお客様が増えたので、全日空にはすべての中国便に中国籍のCAが乗っています」と答えた。その時、飛行機の離陸時間が過ぎていたため、私はCAに「全日空は時間に正確なことで有名だけど、どうして遅れているの?」と聞いた。すると彼女は「時間通りには到着したのですが、離陸許可が下りないんです。もう十数日間こんな状態が続いています」と言った。
午後8時40分に離陸が遅れるとのアナウンスがあり、午後9時には再びアナウンスで「午後9時25分に離陸する」と伝えられた。しかし、その時間が過ぎても離陸しない。午後9時40分になったとき、飛行機が間もなく離陸する旨と、遅延が生じたことを謝罪するアナウンスが流れた。結局、実際に離陸したのは午後10時15分だった。
私が日本のサービスに触れたのはこのときが初めてだった。道理から言えば、飛行機の離陸が遅れたのは全日空のせいではない。しかし、それでも彼らは乗客に謝罪した。これによって、乗客から敬意を受けたことは間違いない。加えて、CAたちの行き届いたサービスの姿勢だ。彼女たちのサービスを受けた乗客には、感謝しか残らないだろう。私は幾度となく国内線に乗ったが、飛行機がどれだけ遅れようと、アナウンスもなければCAのサービスもない。座席の上で放ったらかしにされる。両者を比べれば、その差は歴然である。(翻訳・編集/北田)
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